平成28年
 第2回定例市会 9月議会
平成27度神戸市各会計決算
決算特別委員会 [総括質疑] 要旨

[総括質疑] 要旨   梅田 幸広 議員(西区選出)

平成28年度神戸市各会計決算に関し、10月13日の決算特別委員会において、梅田幸広 議員(西区選出)は、市長及び副市長に対し総括質疑を行いました。



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1.神戸空港のコンセッションについて

 募集要項等が公表され,いよいよコンセッションの実現に向けて本格的に進み出し,神戸経済の活性化に向けた大きな次の一歩を踏み出したと感じているところだが,今回公表された募集要項に盛り込まれている運営権対価の最低基準価格等は,神戸空港の事業価値と民間事業者側の今後の経営努力を引き出すことを評価するものとなっているのか等,どのような考え方で決定されたのか,コンセッションの狙いとあわせて伺いたい。また,この最低基準価格等で約431億円ある負債を償還することができるのか,見解を伺いたい。

2.子育て支援策について

(1)待機児童解消について
人口減少と少子超高齢化が進展する中,保育の受け皿確保や保育人材確保などの取り組みが進められているが,一億総活躍社会の実現に向けて今後ますます女性の社会進出が進むことを考えれば,保育ニーズの高まりはある意味当然である。しかし現在のスピード感では待機児童解消はほど遠いのではないか。思い切って,再編・統合によって生じた学校跡地などを活用して保育所を整備するなど,大胆な方策を講じることも必要であると考えるがどうか。
(2)第2子以降の保育料について
上の子どもが何らかの理由で認可外施設を利用している場合,下の子どもが認可保育所を利用しても保育料は軽減されず保護者負担は多額となってしまい,母親の働く意欲や出産意欲の低下に繋がることにもなる。「子育てしやすい街No.1」を目指すのであれば,更なる保育料の見直しが必要である。認可外施設の同時在園の対象施設への追加や保育料の激変緩和措置について検討を進め,他都市の例となるような一歩先を行く子育て施策に取り組むべきと考えるが,見解を伺いたい。

3.三宮周辺地区の再整備について

(1)スピード感を持った再整備について
中・長距離バスの乗降場を集約する新たなバスターミナルの整備など三宮周辺地区の再整備は神戸のまちや経済全体を活性化するうえで不可欠であり大いに期待しているところであるが,依然として具体的な内容は示されていない。再整備を進める上でまず重要となるのはいかに種地を生み出すかであるが,計画の内容を目に見える形で提示することでスピード感を持って再整備を進めていく必要があると考えるが,見解を伺いたい。
(2)道路舗装について
都心部においては,ヒートアイランド現象等の影響により不快指数が高くなることから,まちを訪れた人が快適に過ごせるような工夫が必要であると考える。住宅都市局の局別審査では,三宮の再整備における道路舗装については保水性や遮熱性の舗装といった最新技術を,できる限り導入するよう努めたいとのことであった。ヒートアイランド対策には道路舗装の改良が効果的と考えるが,あらためて見解を伺いたい。

4.国際コンテナ戦略港湾について

 国際コンテナ戦略港湾に指定されて以降,集貨・創貨を促進し,神戸港の機能強化に取り組んできたことにより,平成27年のコンテナ取扱個数は震災後最高となる271万TEUを達成したことは評価したい。一方で,船舶の大型化や基幹航路の寄港地絞り込みが進むなど,港湾を取り巻く状況は厳しさを増している。平成29年の290万TEUの達成に向け,基幹航路の維持・拡大や西日本からの集貨はもちろん,成長の著しい東南アジアからの集貨を着実に進めていく必要があると考えるが,今後どのように取り組んでいくのか,見解を伺いたい。

5.農村地域の活性化について

 神戸・里山暮らしを推進し,農村地域の活性化に取り組むとともに,北区・西区の農村地域は消費地である都心部にも近くポテンシャルの高い地域であるものの,収入確保等の問題により,依然として農業の担い手不足は課題であると聞いている。農業へのICT技術の導入促進による都市型農業の生産技術の向上など,安定的な収益確保に向けた,より一層の支援策が必要と考えるが,見解を伺いたい。
(議員再質疑)
調整区域においては土地改良事業で生じた農道の市道への移管が行われているが,あまり進捗していない。助成制度の拡充による支援の充実など,早期に移管が完了するよう取り組んでいくべきと考えるがどうか。

6.権限移譲について

 今年8月に兵庫県の第3次行革プラン3年目の総点検における課題と検討方向が公表され,県費負担教職員に係る権限移譲にあわせ,自然学校やトライやる・ウィークなどの体験教育推進事業について,権限移譲に伴い指定都市での負担での事業実施を検討する,との方向性が示された。体験教育は児童生徒が知識と教養を身に付け,豊かな情操と道徳心を培うために重要な取り組みであるが,権限移譲とは直接的に関係は無いものであり,今後も兵庫県が主体となり体験教育事業を継続するよう,市長自らが強い態度で求めていくべきと考えるが,見解を伺いたい。

7.地下鉄海岸線・市街地西部の活性化について

 来月6日に神戸開港150年のプレイベントとして,市場まつりと兵庫運河祭が連携した輝く兵庫まつりの開催が予定されており,地域の盛り上がりに期待している。また,平成29年6月の開業が予定されているイオンモールとは地域活性化のための連携協定も締結された。これらの機会を捉え,地下鉄海岸線の乗客増や市街地西部地域の活性化に向けた取り組みをより一層推進していくべきと考えるが,今後の方針について見解を伺いたい。

8.インバウンド観光の振興について

 「べっぴんさん」の放送が開始され,神戸の魅力発信に繋がると期待している。一方で,本市の外国人観光客は増加傾向にあることから,これを契機に神戸の「べっぴん」を外国人観光客や世界のマーケットに向けて発信していくべきと考えるがどうか。その際には,神戸だけで外国人観光客の誘客を取り込んでいくという発想ではなく,大阪や京都などと連携して一体的に誘客促進を図ることも必要と考えるが,見解を伺いたい。

9.歯科口腔保健施策の推進について

 高齢化の進展に伴い,口腔がんの罹患者数が年々増加する傾向にあり,他の政令市では歯科医師会等と協力し口腔がん健診を実施しているところもある。本市においても,歯科口腔保健推進条例を契機として,口腔がん健診の実施や口腔保健支援センターの設置など,新たな取り組みを展開していく時期にきていると考えるが,見解を伺いたい。

10.須磨水族園の再整備について

 先日の決算特別委員会の局別審査において,須磨水族園の再整備に向けて検討しなければならない時期に来ていると聞いているが,民間資本導入による民設民営やPFI方式による再整備に早期に積極的に取り組むとともに,これまで行ってきた市内小学生による見学などの教育的な側面は継続する方向で検討すべきと考えるがどうか。また,水族園の隣接地域には,駐車場やヨットハーバーといった神戸市の施設が集積している。水族園の再整備は,現在のウォーターフロントの立地を十分に活かした魅力的なものにすることはもちろん,これを契機にヨットハーバーについても集客資源としての価値を高めるなど,この須磨海岸東部エリア一体の活性化に向けて,関係各局が連携して取り組んでいくべきと考えるが,見解を伺いたい。
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