平成29年
 第1回定例市会 2月議会
[一般質問]要旨
平成29年第1回定例市会 2月議会最終日の3月28日に 平野昌司 議員(兵庫区選出)および梅田幸広 議員(西区選出)は、市長及び副市長に一般質問を行いました。

[一般質問]要旨 平野 昌司 議員(兵庫区選出)

1.神戸空港について

神戸空港は一部から「利用が少ない」とか「赤字である」「欠陥空港だ」などといった批判を受けてきた。これについては,神戸空港が便数や運用時間の制約に原因があると考えているが,この制約を言い訳には使わず,これまでひたすら努力してきた。そのようないきさつもあって,このたびのコンセッションの実施が「空港が赤字だから売却する」という一部の誤解につながっているのではないか。
神戸空港は都心に近い海上空港として高いポテンシャルを持っている。現に全国97空港の中で15位の旅客数であり,地方空港では断トツのトップである。今後3空港一体運営の実現により,神戸空港がどのように活用されると考えているのか,見解を伺いたい。
(議員再質問1)
コンセッションでは「収益連動負担金」を提案することを求めている。この収益連動負担金には今後神戸空港が発展する期待が含まれているのだと考えている。神戸空港のポテンシャルを考えれば,あくまでも想像だが,今の便数の1.5倍でも2倍でも発着が可能なのではないかと思っている。それを背景にLCCの受け皿やビジネスジェットの基地など関空の受け皿としての機能を発揮できるとも思う。神戸空港の活用は関西全体の経済の底上げにつながる。言わば東京一極集中に対抗できるものであり,神戸空港を最大限活用できるチャンスが到来していると考えるがどうか。
(議員再質問2)
関西3空港については関経連の会長,大阪府知事,大阪市長,兵庫県知事,神戸市長といった地元関係者による協議の結果,役割分担や運用のあり方について平成17年に合意形成し,その地元合意に従って運用されている。国会の議論でもあったように,制限を緩和するには関係自治体を中心に地元の合意が必要である。おりしも神戸市では,温泉など泉州地域への観光や同地域の地場産業である泉州タオルの紹介やイベントグッズ等の活用など,関空近隣自治体との積極的な連携を図っており,これらの取り組みを非常に高く評価している。今後さらに連携強化に尽力していただきたいと思うが,どのように合意形成に向けて取り組んでいくのか,見解を伺いたい。

2.医療産業都市について

昨日可決された来年度予算では,海外患者受け入れワンストップ窓口の設置が予定されている。以前,本会議で市長が「医療ツーリズムに取り組む」と答弁しているが,この窓口の設置は,医療ツーリズムのスタートと理解してよいか。また,国際病院としての機能はどこが担うのか,見解を伺いたい。
(議員再質問1)
来年度の対象者は10名程度を想定していると聞いているが,少ないのではないか。現在,海外からの問い合わせは何件程度あるのか。
(議員再質問2)
最大で年間何人程度の外国人患者が神戸に来ると予想しているのか。
(議員再質問3)
どこの病院でどの程度患者を受け入れるのかといった病院間での役割分担は決まっているのか。
(議員再質問4)
アイセンターは公設公営の病院であり,経営基盤がしっかりしている。海外患者受け入れの中心となると思われる神戸大学の国際がん医療・研究センターも公設公営あるいは公設民営とするなど,本市が運営に関わり,支援すべきと考えるがどうか。
(議員再質問5)
今後,海外患者の増加が予想されるが,末期に近い患者ばかりでなく,もっと健診や予防医学などにも重点を置けないのか。
(議員再質問6)
クラスター内の病院であれば,どこでも同じレベルの治療行為やサービスを受けられるよう,医師や看護師等の技術基準,治療行為の範囲や治療費の統一など共通の基準を定め,関係者に必要な研修等を行うべきと考えるがどうか。また,様々な外国語や家族への対応なども身に付けられる研修センターも必要と考えるが,見解を伺いたい。
(議員再質問7)
クラスター内の病院群を1つの病院ととらえ,例えばカルテや診察券の統一化,あるいは病院間での診察記録等の情報共有など,ソフト面でも連携を進めるべきと考えるがどうか。
(議員再質問8)
準備期間を考慮すると,患者の受け入れ開始までに,かなりの時間と労力を要すると考えるが,現在,どのようなスケジュールを想定しているのか伺いたい。
(議員再質問9)
医療産業都市を牽引してきた先端医療センター病院の中央市民病院への統合に伴い,クラスターのリーダーが不在である。そこで,中央市民病院がクラスターの頂点に立ち,その下に各病院が国際機能を担いながら支えているという図式を,「クラスター連携推進委員会」で明確に打ち出すべきと考えるがどうか。
(議員再質問10)
先般,「コンテナ利用の緊急時医療施設」の国会議員連盟が立ち上げられた。神戸医療産業都市としてこの「可動式コンテナ診療所」の準備・運用の検討に参画すべきではないか。

3.予算執行について

このたびの補助金問題については,会派としては適正な予算執行を前提として来年度予算を承認すると意見表明し,先日の委員会においても意のあるところは伝えたところだ。港島地域は埋め立てた時から様々な整備が行われており,地域住民にとっては大変な環境変化がそのたびにあった。そういう流れの中で,地域と行政の間ではいろいろと意思の疎通を図りながら,また要望を聞き,あるいは要望に応えながら今日まで数十年にわたって積み上げてきた中に,特定の地域団体あるいはその長との関係でさまざまな問題となっている原因があるのではないかと推測している。補助金等に係る調査結果等,これまでの経緯を踏まえて,市長として,今後どのような決意で臨んでいくのか,見解を伺いたい。


[一般質問]要旨 梅田 幸広 議員(西区選出)

1.農業活性化について

(1)食都神戸について
現在本市では,神戸産農水産物のブランド化や食ビジネスの振興を図るため,食都神戸2020が推進されており,ファーマーズマーケットの定期的な開催など,神戸の食の発信や地産地消の取り組みがなされている。さらなる推進のためには,子どもを含む幅広い世代に対し,神戸の食の知識を提供する機会の創出など,広く浸透させる施策が重要と考えるが,今後の食都神戸の推進についてどのように進めていくのか,見解を伺いたい。
(2)道の駅について
神戸産農産物の情報発信や販売の促進等を図るため整備が進められている神戸フルーツフラワーパークの道の駅のオープンが間近となり,地元の農産物の消費が一層推進されるものと大変期待している。一方で,市内には多くの直売所が存在することから,事業者等と連携を図り,農水産物だけではなく神戸産のワインや真珠なども一緒にPRしてもらうことも含め,市内全域にバランスよく広く地産地消の取り組みを推進すべきと考えるがどうか。
(3)農業の海外展開について
神戸の食の輸出促進・世界へ発信の施策として,29年度に海外での食の展示会への出展や期間限定でのアンテナショップの設置が予定されている。これらの機会や海外での日本酒ブームなどの好機を最大限に活用し,効果的なアンテナショップのオープニングイベントの実施など,消費者を誘引するための積極的なプロモーション活動が必要と考えるが,見解を伺いたい。
(4)県市協調について
農業施策の推進のためには,例えば災害時の農家の被害に対する救済措置の実施など,県市の連携が必要不可欠である。市内の農家に対し,災害時の適切かつ迅速な支援の実施や,国の支援施策などの有益な情報のタイムリーな発信等のため,県との一層の連携強化による市内農業活性化を推進していくべきと考えるがどうか。
(議員再質問)
来年度の農業関連施策においては,農道移管の加速化やため池・水路等の補修・復旧助成の拡充などの事業が予定されており,農村環境整備が一層推進されることを期待している。一方で業務量の大幅な増加が予想されるなか,確実な執行が可能となるよう定期的な執行状況の把握や,柔軟な執行体制の確保が必要と考えるが,見解を伺いたい。

2.道路整備について

大阪湾岸道路西伸部については大いに期待を寄せているところであるが,一方,神戸西バイパスの整備についても,地域活性化への期待に加え,西消防署から西区各地への救急車両の飛躍的なアクセス向上など命を守る道路としても,地元からの期待の声は大きい。安全安心な市民生活の実現のためにも,側道部も含めた早期整備に向けて,スピード感を緩めることなく取り組んでいくべきと考えるが,見解を伺いたい。

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