平成30年
 第2回定例市会 9月議会
平成29度神戸市各会計決算
決算特別委員会 [総括質疑] 要旨

[総括質疑] 要旨   安達 和彦 議員(須磨区選出)

平成29年度神戸市各会計決算に関し、10月12日の決算特別委員会において、安達 和彦 議員(須磨区選出)は、市長及び副市長に対し総括質疑を行いました。



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1.ヤミ専従問題について

(1)違法な公金の支出
 ヤミ専従に端を発する一連の問題では,当局側と労働組合との合意の下での法定上限を超えた専従休職の許可や退職手当の上乗せ支給なども明らかとなった。歪んだ労使関係に基づき,長年に渡って慣例的に違法な公金の支出が行われていたという異常な事態であり,神戸市政に対する市民の信頼が大きく揺らいでいる。早急に徹底した調査による全容解明を行い,違法に支出された全ての公金の返還請求を行うべきと考えるが,見解を伺いたい。
(2)管理運営事項
 労使交渉で本来話すべきではない人事や予算などの管理運営事項についても勤務条件に影響を及ぼす事項として拡大解釈し,実質的に交渉が行われてきた実態があり,交渉外においても,労働組合からの不当な人事・政策への介入があったと聞く。適正かつ健全な労使関係の確保に向け,管理運営事項に対する労働組合からの介入ができない枠組みを構築すべきと考えるが,見解を伺いたい。
(3)ながら条例の廃止
 給与を受けながら職員団体のための活動を行うことを認める「ながら条例」の規定を拡大解釈し,杜撰な運用が行われたことが,ヤミ専従が横行した原因の一つであると考える。ヤミ専従の温床となる「ながら条例」の廃止を検討すべきと考えるが,見解を伺いたい。
(4)職員団体への勧誘プロセスの見直し
 職員団体への勧誘手続については,新規採用研修の講義と極めて不明瞭で一体的に見える形で連続して行われており,職員研修所が一連のプロセスに協力している馴れ合いの構造の実態も明らかとなった。実際に加入している職員からは,加入せざるを得ない雰囲気の中,本人の意向に関係なく半ば強制的に加入させられていたとの声も聞いている。職員団体の幹部による違法行為が明るみになる中,今後,職員団体への勧誘プロセスについて,当局としてどのように見直しが行われるべきと考えているのか,見解を伺いたい。
(議員再質疑)
 市職員労働組合の組合費については,給与条例を根拠とし,組合費を控除した上で給与を支給するいわゆる「チェックオフ」を実施しているが,一連の問題が明るみになる中,職員からはチェックオフを廃止してほしいとの声も聞いている。市職員労働組合のチェックオフの廃止について,市長の見解を伺いたい。

[総括質疑] 要旨   坊 やすなが 議員(北区選出)(須磨区選出)

平成29年度神戸市各会計決算に関し、10月12日の決算特別委員会において、坊 やすなが 議員(北区選出)は、市長及び副市長に対し総括質疑を行いました。



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1.外郭団体・出資団体との連携・活用について

 頻発する自然災害への対応などの喫緊の事案から,都心三宮や須磨海岸エリアの再整備などの中長期的なプロジェクトに至るまで,市長のリーダーシップの下で,関連する市役所組織が機動的に連携しながら一丸となって取り組みが進められている。一方で,このような組織横断的に推進すべき事案に対し,外郭団体や出資団体との連携が十分に図れているかは疑問である。
 例えば,三宮再整備では,神戸地下街や神戸国際会館との連携・活用の形が見えてきていない。また,すまいまちづくり公社は資産としてゴルフ場を所有しているが,市政の方向性を考えた際,広大な土地の最適な活用方法についても検討する必要がある。本市が中長期的なプロジェクトや緊急対応を進める上で,外郭団体や出資団体と市政の方向性を共有し,最適な形での連携や,団体が保有する資産の活用などを行うことが重要と考えるが,見解を伺いたい。

2.神戸港の機能強化について

(1)神戸港の復旧・復興
 台風21号により,神戸港ではコンテナターミナルが浸水し,民間倉庫なども甚大な被害を受けた。国際コンテナ戦略港湾としての官民一体の集貨への取り組みの成果が着実に現れてきているタイミングであり,民間企業の施設も含め,早急に物流機能の回復を行い,神戸港から貨物が逃げないように取り組むことが不可欠である。迅速な復旧が進む中,民間事業者からは,「今回の浸水被害により,荷主が今後の神戸港の利用について心配している」との声も聞いており,このような風評被害を防ぎ,神戸港から貨物を失わないようにするためには,逐次復旧状況についての情報を発信することが重要と考えるがどうか。また,神戸港の復旧力など,今回の災害を踏まえたポートセールスを官民一体で行うべきと考えるが,見解を伺いたい。
(2)神戸港における生産性向上に向けた取り組み
 国内では未だに本格的な自動化技術を取り入れたターミナルはなく,世界から遅れをとっている状況にあるが,国において今年公表された港湾の中長期政策では「世界最高水準の生産性を有するAIターミナルを形成する」との方針が示されており,今後の神戸港の発展のためには,国と一体となって神戸港におけるAIターミナルの実現を進めるべきである。阪神国際港湾株式会社が海外業務を行う独立法人等として指定される中,神戸港でAIターミナルを実現させることで,海外にターミナル運営システムを輸出することもできると考えるが,見解を伺いたい。

3.観光戦略(六甲山・摩耶山の活性化)について

 神戸ビーフという世界的コンテンツを活用し,訪日外国人観光客を取り込むことは,神戸観光を推進する上で必要不可欠である。以前より提案してきたが,兵庫県が数年後の本格オープンを予定している神戸ビーフ館を六甲山牧場に誘致し,さらに,ビーフ館の設置にあわせ,道の駅として整備するとともに,六甲山牧場における但馬牛の肥育数を増加させれば,国内外の知名度の向上は確実であり,六甲山の活性化だけでなく,市全体の観光客の大幅な増加が期待される。神戸市の観光戦略として,六甲山牧場へのビーフ館の誘致と道の駅整備,但馬牛の肥育数拡大を強力に推進すべきと考えるが,見解を伺いたい。
(議員再質疑1)
 社会実験として,都心からまやビューライン及び六甲ケーブルを繋ぐ急行バスを運行しているが,観光客にとってバスの乗り場が分かりにくく,また,利用者への広報が不十分であったことから,運行開始当初の利用者数は非常に少なかったと聞く。貴重な観光資源である六甲山・摩耶山へのアクセス改善は極めて重要であり,バス乗り場の抜本的な改善を図るとともに,一目瞭然で六甲山へ行くバスであると分かるようなバス車両全体へのラッピングを行うべきと考えるがどうか。
(議員再質疑2)
 市民や神戸を訪れる方に観光施設の情報や魅力を発信する上で,走る広告塔となるバスラッピングの活用は極めて効果的である。観光客の更なる誘致を図るため,観光事業者などと協力し,市内各地を走る路線バスにおける観光施設のPRラッピングを実施すべきと考えるが,見解を伺いたい。
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