令和6年執行の兵庫県知事選挙について
 去る11月1日に開催された自民党兵庫県支部連合会の選挙対策会議において、この度の兵庫県知事選挙では「自主投票」とすると決定しました。 我々自由民主党神戸市会議員団・無所属の会は独自候補の擁立を求めてきた立場であり、県民・市民の皆様方に対して責任を持って最善の選択肢をお示しするべきと考え協議した結果、この度の兵庫県知事選挙においては清水貴之候補を適任と認め、兵庫県政の中で神戸市に関わる事項について政策協定を交わし、推薦することを決定いたしました。

【経緯】

 県政の混乱の中で知事が不在という状況が生まれましたが、この間我々市議団としては自民党独自の候補を擁立すべきと自民党兵庫県連、また自民党県議団に対し再三申し入れを行なってきました。
 10月15日には姫路市議会、明石市議会、加古川市議会、芦屋市議会、尼崎市議会の自民党市議団の連名で県議団に文書による申し入れを行いましたが、10月27日の県議団会議で「自主投票」「斎藤氏を再選させない」との方針を決定され、最終的に11月1日の自民党兵庫県支部連合会の選挙対策会議において独自候補擁立を断念するという決定がなされました。
 しかし今回の一連の県政の混乱は議会が関わってきたのもので、知事失職後の県政の再構築に、当然自民党が責任を持つべきであるにも関わらずこのような結論に至ったことは非常に残念な想いです。そういった状況の中で我々神戸市会においては市民に対する責任を果たしていきたいとの認識を持ち、推薦できる候補者を探してまいりました。県議団の決定後に残された時間は少なく、我々の新しい候補者を擁立することはできないまでも、立候補者の中で誰が最良なのかと検討し、清水候補が最良という結論にいたりました。
 この度の3名の有力候補の中で、稲村氏は外国人参政権の導入、脱原発、火力発電所の廃止等の政策を掲げた緑の党の共同代表を務めた方であり、仮に知事になられた時にこのような発言をされた場合には影響が大きく、保守政党としては到底支持できないと考えま す。
 また斎藤氏については、県議団の決定を尊重し、支持するべきでないと判断いたしました。
 清水氏は、維新の参議員議員をされていたことへの懸念はありました。特に関西では自民党と維新の会は非常に微妙な関係で、自民党を支持されている方々にとっても維新との距離感がどうなのかはデリケートな問題です。
 しかし清水候補とじっくりお話しをさせていただく中で、県政を動かしていく上で第一会派である自民党と意思疎通を図りたい、また神戸市会とも神戸市に関わる県の施策では連携したいとの考え方を明確に示されました。そのような考え方のもと、既に維新の会を離党し、無所属の候補としての決意を持って行動していく姿勢も確認できました。そもそも政策への考え方は自民党と大きく変わるものではなく、今おられる候補者の中で推薦に値する最善の候補と判断いたしました。

 以上のような経緯の下、清水貴之候補を知事候補として推薦するものであります。何卒ご理解をいただきますようよろしくお願い申し上げます。


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