KOBE◆KATSU(コベカツ)(中学校部活動の地域移行)について
令和8年度予算審議の中で議論した
KOBE◆KATSU(コベカツ)(中学校部活動の地域移行)についてご報告します。

◯KOBE◆KATSU(以下コベカツ)とは?
コベカツとは、これまで学校の先生が中心になって行ってきた中学校の部活動を地域クラブが担う形に移して、中学生が放課後・休日に校区の枠を越えてスポーツ・文化芸術活動などに参加できる新しい仕組みです。
◯なぜ「地域展開」なのでしょうか?(文部科学省の方針)
そもそも中学校の部活動は、法律で明確に定められた制度ではなく、長年、学校の先生方の熱意によって支えられてきました。
しかし現在、
- 少子化で部員が集まらず、単独校で成り立たない部が増えていること
- 教員の長時間労働が大きな課題になっていること
- 専門的な指導を受けられないケースがあること
こうした状況を受けて、文部科学省は
「学校単位」から「地域全体で支える形」へ転換する方針を示しました。
これがいわゆる「部活動の地域展開(地域移行)」です。
「部活をなくす」のではなく、
持続可能な形に変えていくというのが国の考え方です。

神戸市のコベカツはその流れの中で、この文科省の方針を前提に、
我が会派が令和7年2月議会をはじめ様々な場面で提案をしていったことも踏まえつつ
- 保護者負担の軽減
- 基金創設による安定財源確保
- 移動支援の実証
など、国の枠組みに上乗せする形で進められています。
◯今回の予算案で示されコベカツについてのポイント整理
これまでの中学校の部活動は、実は費用のルールがとても曖昧で学校や種目によって負担額はばらばらでした。
この度の地域展開で神戸市の場合、コベカツ登録クラブの平均会費月会費は約3,200円です。
今回、神戸市はこのうち1人あたり月1,500円を公費で支援することにしました。
さらに、就学援助世帯には月3,000円を支援します。
目的は2つです。
ひとつは、部活動からコベカツへの円滑に移行させ生徒が参加しやすくなるようにするため。
もうひとつは、保護者の経済的負担をできるだけ増やさないことです。

◯予算について
令和8年度は、コベカツ関連で約5億4,500万円を計上しています。
内容は、
- 会費の負担軽減
- 全員分の保険料
- 学校施設の整備(照明など)
- 移動支援の実証事業
などです。
又、持続可能な支援として
◯10億円の基金を創設
さらに、単年度予算とは別に、10億円の基金をつくります。
これは、吹奏楽の楽器や運動器具の更新・修理など、年度によって発生する費用に安定的に対応するためです。
年間およそ5,000万円程度かかっている実績があり、約20年分を目安に積み立てます。
「一時的な制度」にしない、持続可能な仕組みにするための備えです。
◯クラブ数・受け入れ体制
現在、登録クラブは約1,100。
市内約80中学校をカバーしています。
人気が集中して定員が埋まるケースもありますが、市教委が地域で調整し、生徒が希望する活動に参加できるよう対応していきます。
◯移動支援
通学が難しい地域(大沢中学校、淡河中学校、神出中学校)については、9月からタクシーを活用した実証事業を開始します。
相乗り方式で安全に移動できる仕組みを検証します。
今回のコベカツ予算案は、 - 家庭の経済状況に左右されない参加機会の確保
- 保護者負担の軽減
- 長期的に続く安定した仕組みづくり
であると判断するし、賛成致しました。
