令和7年12月18日、神戸市内において「瀬戸内地域の観光を推進する市議会議員連盟」設立総会が開催され、当会派として出席いたしました。

本議員連盟は、世界的にも評価の高い瀬戸内海を取り巻く各都市が連携し、観光資源の磨き上げや新たな観光の創出、交流人口の拡大を図ることを目的として設立されたものです。設立総会では、規約案および役員案が承認され、今後の活動方針が正式に決定されました。
久元喜造神戸市長からもご挨拶を頂きました。
当会派の参画体制
役員体制としては、会長に坊やすながが就任。当会派からは坊やすなが議員に加え、平井真千子議員、吉田健吾議員の3名が役員として参画し、瀬戸内地域全体の観光振興に向けた広域的な取り組みに、責任ある立場で関わっていく体制が整えられました。
坊やすなが議員のあいさつ(要旨)

坊やすなが議員からは、設立発起人としての立場から、全国11都市・263名もの市議会議員が参画したことへの感謝が述べられました。また、本議連設立の背景として、神戸空港の国際化を神戸単独の利益にとどめるのではなく、「神戸以西」、すなわち瀬戸内地域全体にインバウンド需要を波及させていく必要性が強調されました。京都など一部地域に集中する観光需要を西側へ誘導することで、オーバーツーリズムの緩和と瀬戸内地域の経済活性化を同時に実現していくことが重要であるとの考えが示されました。さらに、地方議員は行政執行権を持たない立場ではあるものの、複数都市が連携し「塊」となって要望や提言を行うことで、政策実現に近づく力を持ち得ること、本議連をそのための「実現する組織」として育てていきたいとの決意が語られました。
田口裕士・岡山市議会議長のあいさつ(要旨)

代表発起人である田口裕士議員からは、設立の契機として神戸空港の国際化が挙げられ、関西に到着した観光客が京都や名古屋など「東」へ流れるだけでなく、岡山・高松・広島など瀬戸内の「西」へ向かう流れをつくる必要性が示されました。瀬戸内地域には、「瀬戸内国際芸術祭」をはじめとする世界に誇れる観光資源が数多く存在しており、神戸を玄関口とした広域連携によって、その魅力をさらに高めていくことが重要であると述べられました。
今後の取り組みとしては、各市議会で共通テーマによる質問を行う「共通質問」の実施や、超党派での国への要望活動など、議会の立場を生かした連携を進めていく方針が示されました。
今後に向けて


当会派としては、瀬戸内地域が有する自然・歴史・文化・食といった多様な魅力を最大限に生かし、観光を通じた地域経済の活性化と持続可能な発展につながるよう、本議員連盟の活動に積極的に参画してまいります。
今後も広域的な視点に立ち、実効性ある取り組みを力強く推進してまいります。


