令和8年9月3日 第4回 KOBE オーガニックシティ推進 議員勉強会

令和8年9月3日、神戸市役所 第4委員会室にて「第4回 KOBE オーガニックシティ推進議員勉強会」が開催されました。自由民主党神戸市会議員団・無所属の会からは、平井団長、かわなみ幹事長、吉田政調会長をはじめ、松本しゅうじ議員、植中雅子議員、上畠議員、平野議員、大野議員、うえなか美貴子議員、浅井議員、山口議員の計11名が出席いたしました。また、オブザーバーとして神戸市経済観光局農水産課、神戸市教育委員会事務局健康教育課の方々にもご参加いただきました。

本勉強会では、神戸市におけるオーガニック農業と学校給食の連携について、活発な議論と報告が行われました。以下にその詳細をご報告いたします。

1. KOBE オーガニック推進協議会の活動報告

講師:KOBE オーガニック推進協議会 大皿会長

令和7年度の事業報告として、以下の多岐にわたる取り組みが報告されました。

  • 生産段階の支援: 新規・既存の有機農業者向け講習会の開催、ビールかすを利用したペレット型肥料の試験、18名への有機JAS認証取得支援などが実施されました。
  • 流通・加工・学校給食への展開: サツマイモチップスなどの加工品試作や、学校給食向けの有機ニンジン3,000kg(300ケース分)の支援が行われました。実際に、令和7年度(2025年〜2026年)には計5日間、学校給食で有機ニンジンが使用されました。
  • 消費段階での啓発: あいな里山公園で開催された「BE KOBE ORGANIC DAY」には約500名が来場し、映画上映やマルシェを通じてオーガニックの理解を深めるイベントが開催されました。

2. 「環境にやさしい給食」神戸研修会 参加レポート

報告:KOBE オーガニックシティ推進勉強会 かわなみ幹事長

令和8年8月2日・3日に兵庫県立楽農生活センターで開催された研修会についての報告がありました。 この研修会は「給食に使おう、神戸の有機にんじん」をテーマに、フランスCPPの講師陣を招いて行われました。現場の巨大な給食システムと農家の規模のギャップを埋めるため、農家、栄養士、調理員が参加し、環境教育や献立案、にんじんを丸ごと活かす調理実習などを通じて、学校給食への有機野菜導入に向けた実践的な対話が行われました。

3. 学校給食に関する取り組み

① 学校給食部会の取り組み

講師:JA兵庫六甲 神戸西営農総合センター 池田課長

平成22年に設立された学校給食部会(部会員数延べ61名)の活動状況について報告がありました。

  • 神戸市の農家約24,000人のうち、約60%が西区で農業を営んでいます。
  • 部会では現在、じゃがいも、たまねぎ、にんじんを学校給食向けに栽培しており、出荷者向けの講習会や巡回指導などの手厚いサポートを実施しています。
  • 課題と支援策: 供給量の不足を解消するため、規格の緩和(大型サイズの栽培)、収穫機等の機械代補助、調理現場での大型サイズ用調理器具の導入支援、そして教育現場での活発な食育活動を通じた理解醸成が必要であると提起されました。

② 有機にんじんまるごとプロジェクト

講師:KOBE オーガニック推進協議会 大皿会長

学校給食に有機人参を導入するための現状の課題と、今後の具体的なアクションについて説明がありました。

  • 現状の課題: 納入価格が低いこと、納入規格が厳しいこと、出荷時期の集中、専用の洗浄機が必要なことなどが挙げられました。
  • 現場の声: 学校栄養教諭からは「子どもたちの為には安心で安全な有機野菜を使用したい」という声がある一方、保護者からも「給食費が少し上がっても安全な野菜を使ってほしい」という意見が寄せられています。
  • 具体的なアクション:
    • 規格外品の活用: 給食の規格から外れたS〜Mサイズや割れた人参を、人参ジュースやチップスなどの加工品として流通させる仕組みを構築します。
    • 新規就農者の育成: 神戸市西区の森田守氏を中心に、ネクストファーマーや新規就農者に給食用有機人参の栽培を教える「PA FIELD」プロジェクトが来春からスタートする予定です。
    • 本年9月1日には、来年度の給食に向けた有機人参の種まきがすでに行われています。

【お知らせ】 令和8年10月4日(日)10:00〜15:30に、あいな里山公園にて「BE KOBE ORGANIC DAY!!」が開催されます。オーガニックマルシェやトークイベントなど、楽しみながら学べる内容となっておりますので、ぜひ足をお運びください。


自由民主党神戸市会議員団・無所属の会は、子どもたちの健やかな成長と、神戸の環境にやさしい持続可能な農業の発展のため、引き続きオーガニックシティ推進に向けた政策課題に全力で取り組んでまいります。

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