令和8年3月9日 大野議員が予算特別委員会 第2分科会(健康局)で質疑  

小学校でのフッ化物洗口事業の実効性向上、物価高騰に伴う銭湯利用料金の負担軽減策、そして不適切な餌やり問題への福祉的アプローチなど、市民生活に密着した課題について、当会派の大野陽平理事が質疑をおこないました。

1. 小学校におけるフッ化物洗口事業の推進と実効性の把握

【質疑】大野理事
今年度から本格実施となった小学校でのフッ化物洗口について、家庭配布と重点校での集団実施を組み合わせたハイブリッド方式がとられています。5・6年生を対象とした家庭配布では、申し込み率約80%、配布率約76%と聞いていますが、重要なのは家庭で実際に実施されているかです。実施状況の調査結果と、今後の実効性向上に向けた取り組みを伺います。

【答弁】熊谷健康局長
10月に保護者を対象として、教育委員会の連絡ツール「すぐーる」を用いたアンケート調査を実施しました。その結果、週1回「継続できている」または「ほぼできている」と回答した方が約6割という状況でした。次年度は対象を3年生から6年生に拡大する予定です。

【意見】大野理事
配布率76%に対し、実施できているのが6割となると、全体の実効実施率は約46%に留まります。予算を投じ、外部人材も活用している事業である以上、実効性を高める必要があります。アンケートで「忘れていた」という回答が多かったことを踏まえ、配布時の工夫を求めるべきです。

【要望】大野理事
次年度、洗口液を配布する際に、再度リーフレットを同封するなどして、家庭での実施漏れを防いでください。教育委員会や学校現場の先生方ともワンチームで連携し、子供たちの歯の健康を守る取り組みを強化していただくよう強く要望します。

2. 銭湯(普通公衆浴場)の入浴料金激変緩和対策

【質疑】大野理事
物価高騰等の影響により、入浴料金が490円から570円へと大幅な改定が行われます。これに対し、市が80円のうち70円を補助し、利用者負担を500円に抑える激変緩和措置は非常に意義深いものです。この措置の実施期間と、市民への周知方法について伺います。

【答弁】熊谷健康局長
現時点では、令和9年3月31日までの実施を予定しています。周知については、本来料金570円のところ市が70円を補助し、500円で入浴できることを明記したポスターを全浴場に掲示するほか、広報紙、市ホームページ、SNS広告などを活用して積極的にアピールしてまいります。

【要望】大野理事
過去の補助事業では、市が補助している事実が利用者に十分伝わっていない傾向がありました。今回は「市が70円を負担しているから500円で入れる」ということを視覚的に分かりやすく伝え、銭湯の活性化に繋げてください。また、好評な「地域子育て入浴割引」についても引き続き継続し、銭湯文化を次世代に繋いでいくよう努めてください。

3. 不適切な餌やり問題への福祉的解決の視点

【質疑】大野理事
鳩やカラスへの不適切な餌やりに対し、市はパトロールや指導を行っています。動物愛護法の改正を受け、罰則規定を明記したリーフレット作成後の指導状況と成果を伺います。

【答弁】木村健康局部長
罰則に至る可能性があることを明記したリーフレットを配布した結果、今年度寄せられた34件の苦情のうち、30件で再度の苦情がなくなるなど、一定の効果が出ています。

【質疑】大野理事
餌やりを続ける方の中には、単なる動物愛護心だけでなく、孤独や孤立といった背景を抱えているケースも少なくありません。衛生監視事務所だけでなく、区役所の福祉・保健部門との連携が必要だと考えますが、いかがでしょうか。

【答弁】木村健康局部長
ご指摘の通り、孤独・孤立が不適切な餌やりに繋がっている事例も見受けられます。単なる指導に留まらず、必要に応じて福祉部局や「あんしんすこやかセンター」、社会福祉協議会等と連携し、根本的な課題解決に向けたアプローチを検討してまいります。


自由民主党神戸市会議員団・無所属の会は、市民の健康増進と生活環境の改善に向け、部局横断的な連携を推進し、実効性のある政策提言を続けてまいります。

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