令和8年第1回定例市会(本会議)において、当会派を代表して平井真千子議員が登壇し、令和8年度当初予算案をはじめとする各種施策について質疑を行いました 。その主なやり取りをご報告いたします。

1. 予算編成方針について
- 平井議員:令和8年度当初予算は、神戸空港の国際化などの成長戦略と、人口減少を見据えた持続可能なまちづくりへの市長の強い思いが表れた予算であると評価しています 。市長の4期目最初の予算として、どのような決意を込めて編成されたのか伺います 。
- 久元市長:長期的な視点に立った都市の持続可能性が基本姿勢です 。財政の持続可能性を確保しながら、空港機能の強化やまちの再生など、大胆な未来への投資を行います 。また、市民の暮らしを守り、未来を担う子どもたちへの支援策を充実させ、人間らしい温かいまちづくりを進めます 。
- 平井議員(再質問):子育て・教育施策など幅広い支援策が盛り込まれていますが、効果を最大化するためには市民への周知が重要です 。どのように周知に取り組むのか伺います 。
- 今西副市長:「こどもっとKOBE」サイトでの記事充実やマップ機能の追加、SNSでの発信など、あらゆる媒体を駆使して効果的な情報発信に取り組んでいます 。市民目線でわかりやすい発信に努めます 。
2. 持続可能なまちづくりについて
- 平井議員:郊外の住宅地における人口流出を防ぎ、都市のスポンジ化(空き家・空き地の増加)に対応する施策の実行を期待します 。地域ごとの課題に応じた施策をパッケージで実施することが重要ですが、来年度策定予定の「スポンジ化対策要綱」をどのように各施策に生かすのか伺います 。
- 小松副市長:空き家が多く発生している現状や要因を分析した上で、必要な施策を体系化し、要綱として取りまとめます 。その後、地域の特性に応じ、空き家対策や交通アクセスの改善などをパッケージにして取り組んでいきます 。
- 平井議員(再質問):長田区・須磨区の丸山エリアでのプロジェクトにおいて、駐輪場の設置など具体的にどのような取り組みを検討されているのか伺います 。
- 小松副市長:丸山プロジェクトを立ち上げ、地域の魅力を再認識し、住宅地再生の好循環につなげます 。スポンジ化・オールドタウン対策のモデル事例として、まずは丸山駅周辺での駐輪用地の確保と駐輪場設置に取り組みます 。
- (※その他、神戸電鉄への経営関与や現場レベルの連携 、歴史的建造物等の文化財の利活用を前提とした補助拡充 についても前向きな答弁を引き出しました。)
3. 自転車関連施策の推進について
- 平井議員:自転車の利用ニーズが多様化しており、環境整備が急務です 。本市では自転車利活用推進本部を創設し、自転車課を新設して体制強化を図っていますが 、今後どのような方針で取り組んでいくのか伺います 。
- 小松副市長:子育て世代など誰もが安心・快適に自転車を利用できる環境を目指します 。「走る(走行空間のネットワーク推進)」「停める(駐輪場の整備)」「活かす(観光や公共交通との連携)」の三つの柱で戦略的な施策を推進します 。
- 平井議員(再質問):大開通などでは自転車レーン路上に駐車車両があり、自転車が通行できない危険な状況です 。歩行者、自転車、自動車を構造上分離する整備をスピード感を持って進めるべきではないでしょうか 。
- 小松副市長:路線ごとの状況を踏まえ、自転車が安全安心に通行できる走行環境をしっかりと整備していきます 。
4. 神戸市外国語大学のあり方について
- 平井議員:18歳人口の急速な減少など高等教育機関を取り巻く状況が厳しさを増す中 、本市が他大学に先駆けてあり方の検討を進める姿勢を評価します 。市としてどのような課題感を持ち、今後の方針をどう考えているのか伺います 。
- 久元市長:強い危機感を持っています 。入学する市内高校出身者の割合(約13%)や、卒業後の市内就職率(約8%)が低迷している現状があります 。来年度早々に今後のあり方を審議する附属機関を設置し、公立大学としての意義や役割を抜本的に再検討し、年内には一定の方向性を答申していただく予定です 。
5. 不登校児童の居場所づくりについて
- 平井議員(要望):「くすのき教室」は生活習慣を身につける目的の学校ですが、子どもには多様な過ごし方が必要です 。神戸の豊かな自然を生かし、大人が先回りして危険を排除するのではなく、子どもたちがのびのびと過ごせる環境を準備してあげる視点で検討をお願いします 。
- 平井議員:川崎市の「子ども夢パーク」を視察しました 。そこは土や泥で自由に遊べ、ありのままの自分を認めてもらえる不登校児童の居場所にもなっています 。本市でも、自然の中で時間に追われず熱中して発散できるような拠点の設置やプログラムの検討を進めてはどうか伺います 。
- 久元市長:問題意識を強く共有いたします 。すぐに類似の施設を作ることは困難ですが、子どもたちが自らを成長させることができる場づくりについて、市長部局としてもしっかり検討します 。
- 福本教育長:現在、不登校児童生徒の自然体験活動として「くすのき教室」で田植えや野外活動などを実施しています 。今後もフリースクール等との連携を強化し、自然環境で学べる機会の充実に取り組んでいきます 。
自由民主党神戸市会議員団・無所属の会は、今後も市民の皆様の声を市政に届け、持続可能で魅力あふれる神戸のまちづくりに全力で取り組んでまいります。



