令和8年3月12日 吉田議員が予算特別委員会にて総括質疑

地域区分の見直し、瀬戸内地域と連携した観光プロモーション、防犯カメラの充実、KOBE部活動のより良いスタート、教員の働き方改革、学習用タブレットPCの更新、HAT神戸の活性化策、災害時の在宅避難への支援、公職選挙候補者に対する選挙妨害、循環型社会の実現、小学校給食の充実など、多岐にわたる市政の重要課題について議論が行われました。この内容について、当会派の吉田健吾委員が質疑をおこないました。

1. 地域区分の見直しについて

【要望】吉田委員
社会福祉施設などの求人の算定に影響する地域区分の見直しについては、令和7年度から児童養護施設や救護施設について区分の引き下げが始まったことを踏まえて、本市では令和7年度補正予算及び令和8年度当初予算案において引き下げ分を市が独自に補填する方針を示したことは評価しています。また、先月にはこども家庭庁が児童養護施設等については令和8年度の引き下げを見送る方針を示しており、当局と神戸市会が一丸となって要望活動を実施してきた成果であると感じています。一方で、厚生労働省が所管する救護施設についてはそのような方針すら示されておらず、対応が分かれている状況にあります。令和9年度以降の懸念も含めて依然として課題がある中、久元市長をはじめ関係部局が一丸となって、引き続き国に対して必要な財政措置の要望等の対応を行っていただくことを強く要望いたします。

2. 瀬戸内地域と連携した観光プロモーションについて

【質疑】吉田委員
神戸空港において、昨年4月の国際チャーター便の運航開始以降、市内への外国人延べ宿泊者数は前年比1.6倍のペースで増加しています。神戸空港の国際化を確実なものとし、神戸の観光都市としての地位向上を図る必要があります。昨年12月に設立された、岡山市や広島市など11都市の議会で構成される「瀬戸内地域の観光を推進する市議会議員連盟」の取り組みと協調し、瀬戸内各都市との連携のもと、本市が主体となって神戸空港を起点・終点とした周遊プランの造成に取り組むとともに、空港就航都市や就航が見込まれる都市における観光プロモーションを展開し、神戸市域の需要喚起と利用促進をより一層強力に取り組んでいくべきと考えますが、見解を伺います。
【答弁】久元市長
瀬戸内地域観光議員連盟の設立総会に出席し、瀬戸内地域との連携の重要性を改めて認識しました。広域連携としては、姫路市や淡路市などとの周遊プロモーションや、7県による「せとうち観光推進機構」への参画を通じて国内外でのプロモーションに取り組んでいます。また、高松市、小豆島町との連携協定に基づき、4市町共同でフランスの旅行会社やメディアなどを招聘し、フェリー航路による移動を含む周遊モデルツアーを造成しています。今年1月には台湾からインフルエンサーを招聘し、神戸から淡路島を巡る観光周遊ルートの発信にも取り組みました。直近では岡山市と広島市を訪問し意見交換を行いました。引き続き、アクセス利便性の高い神戸が瀬戸内地域のゲートウェイとして主体的な役割を果たし、各都市との連携のもとプロモーションと周遊促進に取り組むことで、さらなる観光誘客につなげていきたいと考えております。
【意見】吉田委員
岡山や広島と早速意見交換していただいたことに感謝します。瀬戸内議連の活動がスタートしたばかりですので、これを契機に議会間でも情報交換を行い、瀬戸内DMOなどとのより一層の結びつきを期待します。

3. 再質疑:桜の開花情報を活用したインバウンド誘客について

【質疑】吉田委員
訪日外国人にとって日本の桜は魅力的なコンテンツですが、天候によって開花時期が前後し満開の桜を見られないことが起こり得ます。本市の観光サイト『オフィシャル・トラベル・ガイド・神戸』において、桜のスポットと開花時期を掲載した特集ページを設け、時期に幅があることを示している点を評価しています。この取り組みを発展させ、瀬戸内議連参画都市や神戸空港国内線就航都市と連携し、開花に合わせて目的地を変更することで確実に長く桜が楽しめるという魅力を発信するなど、神戸への誘客促進に繋げてはどうかと考えますが、見解を伺います。
【答弁】今西副市長
日本の桜は人気があり、春の訪日目的の大きな要因となっています。他都市との差別化を意識し、須磨浦山上遊園からの海を背景とした桜や、王子動物園での動物と一緒に楽しむ桜など、神戸でしか見られない桜の風景を多言語で発信しています。今後は、桜の開花時期がほぼ同じ瀬戸内地域で神戸と合わせた各地の桜巡りを楽しめることや、国内就航都市である新潟や札幌などより北の地域では、神戸での見頃が過ぎた後でも経由して桜を見に行けることを幅広く発信し、神戸の拠点性を高めることで誘客に繋げてまいります。

4. 山上の観光スポットへの桜の植樹について

【質疑】吉田委員
摩耶山の掬星台や六甲山系のハイキング道などの山上の観光スポットに、新たに染井吉野を植樹することで、市内においても開花時期の幅をより一層持たせることができ、インバウンドへのアピールになるほか、市民の皆様の楽しみの増加や山上の観光資源のさらなる魅力向上に繋がるのではないかと考えますが、見解を伺います。
【答弁】小松副市長
山上の代表的な観光スポットである掬星台には現在も桜があり来訪者に楽しんでいただいています。掬星台は国立公園区域内であることから環境省との協議が必要ですが、山桜などの既存の桜の更新や新たな植樹に取り組んでいきたいと考えております。また、六甲山の南側山麓部においては、ボランティア団体による山桜を植樹する取り組みが行われており、神戸市としても苗木の提供など支援を行いながら緑化を進めていきます。こうした取り組みを通じて、春に桜を長く楽しめる環境づくりを進めてまいります。
【要望】吉田委員
環境省との調整や生態系を含めたあるべき姿として「山桜」で進められていることは理解しました。ただ、インバウンドにとっても日本人にとっても、桜といえばまず「染井吉野」が思い浮かべられるものであり、それ以外はなかなか思い描いてもらいにくい側面があります。その点において、都市戦略と自然との折り合いをつけていっていただけるよう要望いたします。

5. 体験型観光プログラムの造成について

【質疑】吉田委員
訪日外国人へのアプローチとして、神戸芸術文化会議の会員である芸術家が文化体験を提供することに加え、武道やスポーツ団体にも協力をいただきながら、日本や神戸ならではの文化体験や武道を含むスポーツ体験の提供ができるような観光プログラムを造成してはどうかと考えますが、見解を伺います。
【答弁】今西副市長
訪日外国人に対し日本の伝統文化やスポーツを体験していただく機会を提供することは、魅力的な観光コンテンツの1つになると認識しています。市内には茶道、日舞、邦楽、書道などで活躍する会員が多く在籍する神戸芸術文化会議があり、スポーツにおいても剣道連盟や柔道協会、山岳連盟など神戸ならではの魅力を生かして活動している団体もあります。多言語対応や決済管理などの課題はありますが、茶道や柔道などの武道はインバウンドにも訴求できると考えます。まずは受け入れに意欲的な芸術家やスポーツ団体を掘り起こし、特別なロケーションや食事などと組み合わせて、神戸らしいプログラムをどのような形で実現できるのか議論を進めてまいります。
【要望】吉田委員
茶道や華道などは相楽園などの特別なロケーションと非常に相性が良いと思います。そうしたロケーションの大切さという観点も重視しながら、しっかりと訴求できるような内容を造成していただくよう要望いたします。

6. 神戸市内の防犯カメラの充実について

【質疑】吉田委員
本市が直営で設置している神戸市カメラについて、昨年8月の刺殺事件を受け速やかに補正予算が組まれ、令和8年度末までに合計5500台の設置を進めていることは評価しています。他方で、特に子供たちを守るという観点から、学校周辺や公園のトイレ付近等に重点的に設置することで、市民の体感治安を高めることにつながると考えますが、今後の設置方針について見解を伺います。
【答弁】小松副市長
子供たちを守る観点から、学校周辺や通学路となる公園内につきましても各小学校や各警察署と協議しながら設置場所を決定し増設を進めてまいりました。現在計画している5500台の設置は来年度で完了しますが、令和9年度以降のカメラ更新にあたっては、地域の犯罪情勢や必要性の高い場所への再配置を行うなど適正化を図っていきたいと考えております。あわせて、今後の状況に応じ新たな設置が必要な箇所も出てくるため、令和8年度中に令和9年度以降のカメラの増設につきましても検討を行っていきたいと考えております。
【要望】吉田委員
東遊園地のトイレ付近にも設置に動いていただいていると聞いておりますが、子供を一人で公園に行かせることに不安を感じるという保護者の声や、実際に中央区内の公園で不審者情報による騒ぎもあったと聞いております。そうした観点も加味して進めていっていただくよう要望いたします。

7. 再質疑:AI機能を備えた防犯カメラの導入検討について

【質疑】吉田委員
近年では防犯カメラの機能向上により、AIによって不審な動きをする人物を検知する機能や、光や音で威嚇撃退する機能が開発されています。犯罪を未然に防ぐという観点からも、そのような新たな機能を持つ防犯カメラを神戸市カメラとして導入することも検討してはどうかと考えますが、見解を伺います。
【答弁】小松副市長
AI機能を付与した防犯カメラは、民間の施設警備業務で不審行動の検知などにすでに導入されており、他市において音声や回転灯で注意喚起している事例も聞いております。AIカメラを犯罪抑止に繋げることに関しては警察とも情報共有しながら検討する必要があります。また、約5000台を管理・運用する上では高コストである点やAIの学習・調整が必要になるなどの課題もあります。引き続き、AIカメラの技術レベルや企業、他市の活用状況などをしっかりと調査分析し、対応を検討していきたいと考えております。
【要望】吉田委員
不審者検知にはまだ課題があるとのことですが、今後AIを導入しようとなった際にカメラを全部付け替えなければならない事態にならないよう、データを受け取る側で処理されることを見据え、カメラの互換性や一定の性能を担保しながら取り組みにしていっていただくよう要望いたします。

8. KOBE活のより良いスタートについて

【質疑】吉田委員
本年9月からKOBE活が開始されますが、生徒が加入するクラブを決めるためにはどのような活動があるのかを知っておく必要があります。中学校以外の場所で活動する団体や、その他競技でくくられている団体についても周知・紹介が十分に確実に行われるよう、平等に機会が与えられるべきです。7月の体験入会の前に、生徒の希望とのミスマッチが起きないよう学校任せではなく教育委員会が主導的に取り組むべきと考えますが、見解を伺います。
【答弁】福本教育長
生徒がいかにスムーズに参加できるかが非常に大きなポイントです。これまで、専用ホームページにおいて検索できる「KOBE活マップ」やニュースを公開し、各中学校でも掲示板やチラシ等で紹介しています。今後は、専用ホームページ内に動画等で各クラブを紹介する枠を設けることとしており、学校の事情に合わせて柔軟に対応します。その際、中学校以外の活動場所やその他競技の団体にも積極的に参加していただき、紹介の機会が平等となる環境づくりに努めます。教育委員会が主導的に中学校と連携し、多様な手法で紹介することでスムーズに参加できる環境づくりに努めてまいります。
【要望】吉田委員
迷っている生徒の背中を押してくれるような取り組みが大切です。専用ホームページや各学校での掲示等の工夫に加え、大前提として紙と鉛筆による情報伝達も大切だと思いますので、そうした点もご留意いただきながらしっかりと取り組んでいただくよう要望いたします。

9. 教員の働き方改革について

【質疑】吉田委員
教員の働き方改革は心身の健康を確保し本来の教育活動に専念できる環境を整備する重要な目的があり、KOBE部活動への移行も負担軽減において極めて重要です。一方で、教育環境や子育て環境が変化する中で、不登校傾向にある子供たちを第一に考え、学校現場や教育委員会が工夫を凝らしながら、子供たちの居場所となる多様な空間や学習機会を確保するための取り組みを推進していくべきと考えます。今後の働き方や負担軽減のあり方について見解を伺います。
【答弁】福本教育長
教員不足が全国的な社会問題となる中、働き方改革は大きな課題です。一般社会と同じように働き方改革を進める必要があり、学校だから許されてきたという社会の目も変えていかなければならないと考えています。既存の業務を漫然と踏襲するのではなく、思い切った教育活動の見直しや整理が不可欠です。KOBE部活動への移行によって生み出された時間を、教員本来の業務である不登校傾向にある児童生徒への寄り添いや課題への対応、そして何よりも子供たちのための授業づくりに充てるなど、本来の時間の使い方にしっかりとつなげていきたいと考えております。
【意見】吉田委員
教員の先生方は子供たちに寄り添って少しでも成長の過程をサポートしたいという方がたくさんおられると思います。そうした先生方がしっかりと子供たちと向き合う時間を確保し、子供たちのために活動することが働きがいややりがいにつながると思いますので、そうした環境が一日でも早く実現されることを心から願っております。

10. 学習用タブレットPCの更新について

【質疑】吉田委員
本年1月から2月にかけて、学習用端末が2in1パソコンからiPadへ更新されました。直感的な操作が可能となること、デジタルペンによる書き込みができることなどの効果を、授業や自宅学習の場で最大限に発揮させるiPadを活用した学習方法の確立が求められます。iPadを前提とした指導法やカリキュラムを検討するなど、授業や自宅学習のあり方も改善させていく必要があると考えますが、具体的な検討状況等について伺います。
【答弁】福本教育長
新たな学習用タブレットは、直感的な操作が可能であり、起動やレスポンスが向上し、多様な場面でも活用できるようになりました。これらの特徴を生かし、一斉型中心の授業から個別最適な学びと協働的な学びへの転換を図る重要な基盤と位置づけております。家庭学習については、新しい授業の学びと連動したあり方を検討していきたいと考えております。さらに次年度からは生徒用端末で生成AIの活用が始まります。こうした技術や新たなコンテンツを積極的に活用し、授業や家庭学習をさらに充実させ、教育委員会としても学校をサポートしていきたいと考えております。
【要望】吉田委員
学習用タブレットの活用とともに、やはり紙と鉛筆による学習も大前提として大切だと思いますので、そうしたこともご留意いただきながらこれからもしっかりと取り組んでいっていただくよう要望いたします。

11. HAT神戸の活性化策について

【質疑】吉田委員
HAT神戸の親水空間では、歩行者とランナーが混在する状況において接触事故の危険性などが懸念されており、両者が安全に共存できる空間づくりが求められています。既存の遊歩道を活用し、ランナー専用レーンと歩行者専用レーンを明確に区分する、あるいは利用推奨時間帯を設けるなどの工夫をしたランニングコースの整備を提案します。また、美しい夜間景観を活かし、ナイトランのイベントを誘致・開催することで地域の活性化やスポーツ振興にも繋がると考えますが、見解を伺います。
【答弁】小松副市長
スピードを出して走るランナーと歩行者が交錯しヒヤリとする場面があるというお声を頂戴しており、互いに安全で快適に利用できる環境づくりは重要と認識しております。ランニングコースの整備については、遊歩道の幅員や利用状況を踏まえ、路面にサインを標示して走行推奨ラインを示すことや、利用マナーの啓発看板を設置することなどを検討してまいります。また、ナイトランにつきましても夜間の適度な照明が確保されておりポテンシャルは高いと考えております。民間事業者や地域団体等とも連携し、安全に配慮したイベントの開催や魅力発信についても検討を進めてまいります。
【答弁】今西副市長
HAT神戸を含むウォーターフロントエリア全体の夜間景観の向上は、夜間の回遊性向上やナイトタイムエコノミー推進の観点からも重要です。HAT神戸エリアにおいても足元の安全を確保しつつ、夜の海辺の雰囲気を楽しめる適切な照明環境の整備に努めてまいります。ハード面の整備とあわせ、ナイトランのイベント等を通じて夜のHAT神戸の魅力を広く発信していくことはエリアの活性化に大きく寄与するものと考えております。
【要望】吉田委員
ぜひ、安全対策をしっかりと講じた上でランニングコースの整備やナイトランの推進を進めていただき、HAT神戸がさらに魅力的なエリアとなるよう期待しております。

12. 災害時の在宅避難への支援について

【質疑】吉田委員
災害が激甚化・頻発化する中、自宅が安全である場合には在宅避難を選択することも重要な選択肢の1つですが、実際に在宅避難を選択した市民に対して必要な物資や情報が適切に届くのか不安に感じる声もあります。避難所に避難した人だけでなく、在宅避難者に対しても食料や飲料水などの支援物資の提供、給水車による給水支援、災害情報の提供などが確実に行われる体制を整備すべきと考えますが、本市の在宅避難者への支援体制の現状と今後の取り組みについて見解を伺います。
【答弁】小松副市長
在宅避難を継続するためには平時からの備えが非常に重要であり、市として各家庭での最低3日分、できれば1週間分の備蓄を呼びかけております。災害時に物資が不足した場合は、避難所を拠点として在宅避難者に対しても支援物資の配布を行う計画です。基本は避難所に受け取りに来ていただきますが、自力での受け取りが困難な方に対しては、地域の自主防災組織や民生委員などと連携し物資を届ける仕組みづくりを進めています。情報提供につきましても防災行政無線やSNS等を通じて広く発信し、「マイ避難所」の登録制度も推進してまいります。引き続き、在宅避難者も孤立させない支援体制の充実に努めてまいります。
【要望】吉田委員
在宅避難はこれからの災害対策において非常に重要なテーマだと考えますので、引き続ききめ細やかな支援体制の構築をお願いいたします。

13. 公職選挙候補者に対する選挙妨害について

【質疑】吉田委員
近年、選挙期間中において、候補者の演説を大音量で妨害したり、候補者や運動員に対してつきまといや威圧的な行動をとるなど、悪質な選挙妨害と見られる行為が散見されます。これは候補者の選挙活動の自由を侵害し有権者が主張を聞く機会を奪うものであり、民主主義の根幹を揺るがす深刻な問題です。公職選挙法で選挙の自由妨害罪が規定されていますが、神戸市選挙管理委員会としてこうした選挙妨害に対してどのように認識し、警察等と連携してどのような対策を講じていくのか見解を伺います。
【答弁】北川選挙管理委員会委員長
選挙の公正を害し、民主主義の根幹を揺るがす極めて遺憾な行為であると認識しております。公職選挙法第225条の選挙の自由妨害罪により、演説の妨害や威迫などは厳しく罰せられることとなっております。具体的な妨害行為への対応は警察当局の権限に属する部分が大きいものの、平素から緊密に連携を図っており、選挙の執行にあたっては警察との連絡会議を開催し情報共有を行っています。万が一事案が発生した場合には速やかに警察に通報し厳正な対処を求めていく体制を整えております。また、候補者陣営に対しても事前説明会等で不当な妨害を受けた場合の窓口等を案内しております。引き続き警察当局と緊密に連携し、公正で平穏な選挙の執行に全力で取り組んでまいります。
【要望】吉田委員
毅然とした対応と、警察との緊密な連携を強く要望しておきます。

14. 循環型社会の実現について

【質疑】吉田委員
SDGsの推進や脱炭素社会の実現に向けて資源の循環利用が求められる中、市が調達する物品について環境配慮型商品の優先購入をさらに進めることや市民への啓発が求められます。また、市内のクラフトビールの醸造所で大量に発生するモルトカスは栄養価が高く、これを未利用資源として市内の農業者とマッチングし肥料として活用することで、食品ロスの削減と循環型農業の推進に繋げることができると考えますが、見解を伺います。
【答弁】久元市長
グリーン購入法に基づき、市が調達する物品等について環境に配慮したものを優先的に調達する取り組みを進めており、今後もこれを徹底するとともに市民への啓発活動を強化してまいります。クラフトビールの醸造過程で発生するモルトカスの活用は、食品ロス削減と資源循環の観点から非常に有意義な取り組みであり、地域内での資源循環モデルとして期待できます。本市においても関係部局が連携し、醸造所と農業者のマッチングや肥料化に向けた技術的な支援など、実現に向けた検討を進めてまいりたいと考えております。
【答弁】今西副市長
モルトカスは水分を多く含むためそのままでは肥料化が難しい面もございますが、適切な処理を行うことで良質な有機肥料になり得ます。現在、市内の農業関係者や大学等の研究機関とも連携しながら、未利用資源の肥料化や飼料化に関する実証実験等も検討しております。醸造所が抱える処理の課題解決と、農家が求める有機肥料の確保という双方のニーズを結びつける仕組みづくりに向けて、経済観光局等の関係部局で連携して取り組んでまいります。
【要望】吉田委員
ぜひ、前向きに検討を進めていただき、神戸発の循環型モデルとして発信できるような取り組みになることを期待しております。

15. 小学校給食の充実について

【質疑】吉田委員
小学校給食において、食育の観点から栄養バランスの取れたおいしい給食が提供されていますが、児童によって食べる量に差があり、残してしまう児童や足りないと感じる児童がいます。残食を減らす取り組みは食品ロス削減の観点からも重要ですが、無理に食べさせるのではなく、児童一人ひとりの適量に応じた配膳の工夫や、食べきれる喜びを感じさせる指導が必要だと考えます。現在の残食の状況と、児童の食べる量に合わせた配膳の工夫など、残食を減らすための取り組みについて、教育長の見解を伺います。
【答弁】福本教育長
残食を減らすことは環境面での教育としても重要であると認識しておりますが、決して無理強いをして食べさせるような指導は行わないよう各学校に周知しております。配膳の工夫として、児童が自己申告して少し減らす「減らし配膳」や、おかわりを希望する児童への追加対応を学校の実情に応じて行っております。また、最初から少なく配膳し全部食べきれたという達成感を味わわせることで食への意欲を高める指導も行っております。残食状況の報告をもとに分析を行い、栄養価を確保しつつ味付けや調理法を工夫するなど献立の改善に努めており、引き続き児童がおいしく、楽しく給食を食べられる環境づくりと適切な食育の推進に取り組んでまいります。
【要望】吉田委員
無理強いをしない、そして達成感を味わわせるという指導は非常に重要だと思います。子供たちが給食の時間を楽しみにできるよう、引き続きの工夫と取り組みをお願いいたします。


自由民主党神戸市会議員団・無所属の会は、子供から高齢者まで市民の皆様が安全で豊かに暮らせる神戸の実現を目指し、観光振興、防犯対策の強化、教育環境の向上、そして災害対策や循環型社会の構築など、多岐にわたる市政の課題に対して引き続き全力で取り組んでまいります。

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