王子公園再整備事業における立体駐車場のEV充電設備の仕様と将来を見据えた設計のあり方、さらに、中部建設事務所管内で新たに始まる公園トイレのプロポーザル方式による清掃業務の契約状況や事業者の提案内容について、当局の詳細な見解を問いただしました。この内容について、当会派の河南忠和委員が質疑をおこないました。

1. 王子公園立体駐車場のEV充電設備の整備について
【意見】河南委員 資料の41ページにある立体駐車場の変更後の箇所に、「電気自動車の充電設備としてEV用充電スタンドを2台設置します」との記載がある。事前にEV施設を入れた方がよいと局に伝えていたため、実現できてよかったと考える。しかし、現在神戸市の公共駐車場で整備されている充電器はほとんどが3kWである。今後のEVの普及や自動車のバッテリーの大容量化を考えると、新たに設置する設備については、出力6kWの普通充電器を基本とするべきではないかと考える。
【質疑】河南委員 今回整備される王子公園の立体駐車場のEV充電設備について、どのような仕様を考えているか見解を求めました。
【答弁】原建設局長 電気自動車は二酸化炭素の排出が少なく環境にやさしい点や、維持費が安価であり、災害時に電源車両として使えるメリットがあるため、普及してきていると認識している。王子公園の立体駐車場には2基の充電設備を設ける計画であり、現時点では6kWの普通充電器を設置する方向で考えている。ただし、立体駐車場の完成は2028年度を目指しており、技術が日進月歩であるため、完成時点の需要や必要スペックを注視しながら、必要十分なものを整備してまいりたい。
【要望】河南委員 技術が日進月歩であるという点はまさしくその通りである。神戸市が管理している充電器はほとんどが3kWのままであり、三宮駐車場にも3基整備されたが、利用されているところを見たことがなく、ニーズと合わなければせっかく設置しても利便性を高めることにならない。急速充電器が高額であることは理解しているが、普通充電器でもできるだけニーズに合うものをお願いしたい。また、将来的な機器の更新や出力の増強に対応できるよう、電源容量や配管、配線などに拡張性を持たせるような考え方で設計していただくよう要望しました。
2. 公園トイレのプロポーザル方式による清掃業務について
【意見】河南委員 先日、公園トイレのプロポーザル方式での入札が行われ、ホームページで9月10日に事業者が契約されると拝見した。
【質疑】河南委員 現在はきちんと契約が完了し、予定通り10月1日からの事業者の清掃開始に至ろうとしている状況なのか質問しました。
【答弁】奥野公園部局長 契約は完了しており、業務期間は10月1日から来年の9月末までの1年間である。今回は従来にない業者が受注しており、プロポーザル方式のため、指定回数をこなすだけでなく「トイレを綺麗にする」という目的に沿った作業内容を業者が自ら提案して業務を行う。中部建設事務所管内(中央区・兵庫区)の約30箇所の一般公園トイレを対象とし、まずは業者が一旦綺麗にした後、環境に優しく綺麗な状態が長持ちする洗剤を使うなどの工夫を凝らして通常の清掃を行う予定である。提案に沿った業務が行われるようしっかり監督していく。
【再質疑】河南委員 兵庫区と中央区の公園トイレ30箇所と公衆トイレ5箇所の計35箇所であると認識している。ホームページの評価結果を見ると、選ばれた事業者は90.1点と非常に高い評価であった。示せる範囲で、このプロポーザルにおいてどのような特色ある提案があったのか質疑しました。
【答弁】奥野公園部局長 新しく受注した業者は、神戸市内のマンション等の建物管理も行っている会社である。中央区や兵庫区管内で多くの物件を管理しているため、例えばトイレが詰まったなどの緊急事態が発生した際、直ちに作業員が駆けつけることができるという、これまでにないプラスアルファの提案があった。
【要望】河南委員 10月からの業務開始に非常に期待しており、この手法がうまくいけば中部建設管内だけでなく他の区にも広げていけることを期待している。また、業者にお任せする中で、当初から非常に汚かったり老朽化が進んでいるような箇所があれば、業者からの報告を受けて新たに施設や設備を更新するなどの対応も検討していただきたい。トイレは都市の顔であると考えているため、今回の事業がうまくいくことを期待する旨を指摘しました。

自由民主党神戸市会議員団・無所属の会は、市民の利便性向上や都市の魅力向上に向け、時代の変化や技術の進歩を的確に捉えた実効性のあるインフラ整備がなされるよう、今後も現場目線での政策提言に全力で取り組んでまいります。後も現場目線での政策提言に全力で取り組んでまいります。


