植中 美貴子 委員
北神地域の消防防災体制のさらなる強化を目指し、2028年度中に予定されている北神分署から「北神消防署」への格上げ整備の経緯とその具体的な効果について、当会派の植中美貴子委員が質疑をおこないました。

1. 北神消防署の整備による防災体制の強化について
【質疑】植中美貴子委員
神戸市内のなかでも非常に広大なエリアを有する北神地域において、2028年度中に現在の北消防署北神分署を「北神消防署」へ格上げすると伺いました。北神地域では、2019年に北神支所が北神区役所へと格上げされ、2027年度には北区内で二つ目となる建設事務所の設置も予定されています。
このような行政機関の整備が進むなか、消防局として今回の「署」への格上げに至った経緯と、分署から消防署になることで具体的にどのような効果が得られるのか、当局の見解を伺います。
【答弁】栗岡 消防局長
北神地域は広大なエリアであり、令和7年でも約30件の火災が発生しています。平成25年や30年の台風・集中豪雨では土砂災害や河川氾濫も発生しており、かねてより防災体制の強化が必要であると認識していました。
区役所の格上げや建設事務所の新設といった行政サービスの充実が進むなか、消防も体制を強化します。消防署へ格上げされることで、現在は分署長体制であるものが「消防署長」が配置される体制となります。これにより、広域的な自然災害が発生した際、避難情報の発令などをより迅速に行うことが可能となります。
また、部隊のさらなる強化によって火災への対応力を高めるとともに、区役所や建設事務所、さらには隣接する三田市、三木市、西宮市といった他自治体の機関とも連携を密にし、地域全体の防災力を高めてまいります。庁舎についても、非常用電源の装備や受水槽の整備など、防災拠点としての機能を向上させる改修を2028年度(令和10年度)の完成を目指して進めてまいります。
【要望】植中美貴子委員
北神地区の消防防災体制の強化が、三田市や西宮市などの近隣自治体との広域連携の推進にもつながることを強く期待しております。着実な整備をお願いいたします。
平野 達司 議員

建設防災委員会の委員長として、円滑な委員会運営を行うとともに、長年にわたり神戸市政の発展と市民の安全確保に尽力し、今月末で退職される消防局長および水道局長に対し、会派を代表して感謝の意を伝えました。
1. 長年神戸市政を支えた当局幹部の勇退にあたって
【質疑】平野 委員長
栗岡消防局長、ならびに藤原水道局長におかれましては、この3月末をもって退職されるとお聞きしております。長きにわたり、阪神・淡路大震災の教訓を胸に、神戸市の安全安心なまちづくり、そして強靭なインフラ整備にご尽力いただきました。その功績に深く敬意を表するとともに、退職にあたり一言頂戴したく存じます。
【答弁】栗岡 消防局長
昭和の終わりから30年余り職務に携わってまいりました。振り返れば平成7年の震災が大きな転機となり、災害に強いまち、強固な防災体制を作らなければならないという思いで、消防団や地域の防災福祉コミュニティの強化に取り組んでまいりました。社会情勢が変化し災害も複雑多様化するなか、今後も若手職員がしっかりとこの使命を引き継いでまいります。長年のご指導に感謝申し上げます。
【答弁】藤原 水道局長
1991年の採用から35年間、様々な局を経験しましたが、やはり震災当時に若手として目の当たりにした光景が心に残っています。当時は想像もできなかった神戸空港の開港やウォーターフロントの整備など、目に見える形で街が復興・発展してきたことを嬉しく思います。後輩職員や皆様に支えられた35年間でした。本当にありがとうございました。
【意見】平野 委員長
消防局の馬場部長、福井センター長も含め、皆様が神戸市のために捧げられた情熱に改めて感謝いたします。本当にお疲れ様でございました。

2. 陳情審査における会派判断について
【意見】平野 委員長
本日の委員会では、市民の方々から提出された陳情の審査も行いました。当会派としては以下の通り判断いたしました。
・陳情第184号(大谷川公園の安全対策):既にフェンスの更新等が行われており、今後は地域の合意形成を図りながら慎重に検討すべきとの立場から「審査打ち切り」を主張。
・陳情第193号(王子公園再整備における防災機能):代替拠点の確保や再整備後の機能拡充が計画されていることを確認し、「不採択」を主張。
引き続き、市民の声を真摯に受け止めつつ、合理的な都市整備と防災対策の両立を目指してまいります。


