繁華街への防犯カメラ増設、消防団の処遇改善と活動拠点整備、そして最新技術を活用した空の安全管理(ヘリとドローンの運用)について。この内容について、当会派の河南忠和委員が質疑をおこないました。

1. 繁華街(三宮周辺)への神戸市カメラ設置
【質疑】河南委員
防犯カメラは市民の体感治安の向上に大きく寄与する。三宮の北側エリアは「客引き行為等禁止地区」にも指定されており、人流も多い。店舗が設置する民間カメラは場所の偏りがあり、警察からの画像照会対応も事業者の負担となっている。三宮周辺の繁華街への「神戸市カメラ」設置を一層進めるべきではないか。
【答弁】 加古副局長
三宮北側エリアでは、これまで令和2年度に20台、5年度に2台、6年度に3台の計25台を設置済みである。さらに令和7年度(今年度)中に1台を追加予定である。
神戸市カメラであれば、当局が24時間体制で警察の照会に対応できるため、地域の負担軽減にもつながる。今後、令和9年度以降の既設カメラの更新時期に合わせ、設置位置の最適化や、防犯上の必要性が高い場所への再配置も含めて検討を進めていく。
2. 消防団員の確保と環境整備(女子トイレの設置等)
【質疑】河南委員
消防団員の減少が全国的な課題となる中、神戸市の充足率は90%を超えているが、さらなる団員確保のためには活動の魅力発信と装備の充実が不可欠だ。また、女性団員が増える中で、詰所のトイレを男女別に分けるなど、プライバシーに配慮した改修を強く求める。
【答弁】 栗岡局長
若手世代へのアピールとして、新たにドローンやコンクリートを破壊できる救助資機材「ストライカー」を全消防団に配置した。また、活動服や安全靴などの個人装備品についても、今年度中にすべての団員の要望を調査した上で更新を完了させる。
【答弁】 定岡部長
詰所の建て替え計画については、これまで年3棟ペースだったものを、令和7年度からは年5棟に増やす。改修にあたっては女性専用のトイレや更衣室の整備を必須とし、女性団員がより活動しやすい環境づくりを計画的に進めていく。
3. 地震体験車「ゆれるん」の活用拡大
【質疑】河南委員
VR機能を搭載した新型の地震体験車「ゆれるん」は、視覚・聴覚を伴う非常に有効な防災教育ツールだが、車両の大型化(全長7.4m、高さ3.3m、重さ8トン)により、一部の公園や訓練会場に入れないケースがあると聞く。活用機会を逃さないよう、施設面での改善が必要ではないか。
【答弁】 福井センター長
事前の図面確認や現地調査を徹底しているが、確かに搬入路の制約で出場できない場合がある。管理部局である建設局や学校側に対し、支障となる防護柵の一次撤去や入り口の改修などを働きかけ、より多くの地域で体験できるよう調整を進めていく。
4. ヘリコプターとドローンの役割分担と安全管理
【質疑】河南委員
ドローンの性能向上により、消防・防災分野での活用が期待される一方、ドクターヘリとのニアミス事案も報告されている。有人ヘリの安全を最優先とした上で、どのようにドローンを使い分けていくのか。
【答弁】 定岡部長
ヘリ3機とドローン16機を運用している。ヘリは広域的な情報収集、水力消火、救急搬送などの高度な専門性を担う。ドローンは低高度での捜索や、ヘリが飛べない夜間、人が立ち入れない危険な区域(土砂崩れ、有毒ガス発生地等)での情報収集に有効である。
安全面では、現場にヘリが出場する際はドローンを飛行させない運用を基本としているが、将来的にはJAXAが開発中の運行管理システムを活用し、位置情報の共有や衝突回避機能を強化することで、両者の安全な同時運用を目指していく。
【要望】河南委員
マンション居住者が避難所に行かずに自宅で待機する「在宅避難」についても、名簿登録や情報提供の仕組みづくりを検討されたい。
自由民主党神戸市会議員団・無所属の会は、消防団員の処遇改善や最新機材の導入を支援し、地域が誇りを持って守り続けられる防災体制の構築に全力を尽くします。


