【経済港湾委員会報告】令和7年度補正議案等の審査、松本委員がJR須磨駅南側の整備や部活動地域移行について質疑

本委員会では、物価高騰対策、神戸空港の国際化対応、スポーツ施設の再整備計画などが議論されました。当会派からは松本委員、村上委員、大野委員が出席し、松本委員が港湾局および文化スポーツ局の所管事項について、市民生活の利便性向上と地域スポーツ環境の整備の観点から熱心な質疑を行いました。
委員会の主な議論(全体概要)
本委員会では、主に以下の重要案件について当局より説明があり、審査が行われました。
- 物価高騰対策と経済活性化
- 中小事業者への省エネ設備更新支援や、食支援、有馬温泉地域の人材確保策などに予算を計上。
- 神戸空港・港湾の整備
- 神戸空港の国際定期便就航に向けた駐機場の再編(15スポット→17スポット)や、第2ターミナル周辺の機能強化、国際線運営のあり方検討。
- 大阪湾岸道路の進捗に伴う港湾事業会計の補正。
- スポーツ・文化施設の整備
- ポートアイランドスポーツセンター再整備基本計画の改定:事業手法をPFI方式(設計・施工・運営を一括発注)とし、運営期間を約8年間に設定する等の変更が報告されました。
- その他、文化スポーツ施設の改修等。
当会派・松本委員の質疑要旨
松本委員は、地域の活性化と持続可能なスポーツ環境の構築に向け、以下の2点について当局の姿勢を質しました。
1. JR須磨駅南側エレベーター設置におけるJR側の協力について(港湾局)
昨年の決算委員会での要望を受け、JR須磨駅南側のエレベーター設置事業が進捗していることを評価した上で、設置後の維持管理について質問しました。
【松本委員の質問】 JR須磨駅南側のエレベーター設置は、バリアフリー化だけでなく、須磨シーワールドや海浜公園への周遊を含め、JR側にとっても乗降客数の増加という大きなメリット(便益)があるはずです。 海に近い立地であるため、潮風や砂による塩害対策など維持管理費がかさむことが想定されます。神戸市だけでなく、恩恵を受けるJR側にも経費負担や協力を強く求めるべきではないですか。
【当局(港湾局)の回答】
- 現在、塩害に強い材質の選定や、出入り口の向きの工夫、防風室の設置などの対策を設計に反映させています。
- JR側とは、エレベーター設置場所となるJR用地の使用や、駅舎付帯設備の移設等について協議中です。
- 維持管理についても、例えば駅員による日常的な目視点検など、どのような協力が可能か協議を進めてまいります。
【松本委員の要望】 西海岸エリア全体の価値向上につながる事業であり、JR側のメリットも大きいはずです。費用対効果や安全確保の観点からも、JR側に積極的な関与と協力を求めていただくよう要望します。
2. 部活動の地域移行に伴う審判員講習と費用支援について(文化スポーツ局)
教育委員会との連携による「KOBEカツ(部活動の地域移行)」が進む中、これまで教員が担ってきた「審判」の役割をどう確保するかについて確認しました。
【松本委員の質問】 これまで中体連などで教員の先生方が担ってきた審判業務が、地域移行により地域の人材へ変わっていきます。これに伴い、審判員の講習や資格取得の費用補助などはどのようになるのでしょうか。従来と変更点やギャップが生じないよう、しっかりとした支援が必要です。
【当局(文化スポーツ局)の回答】
- 教員に代わる審判人材の確保は重要であり、令和8年度は公認指導者や審判資格の取得補助(費用の1/2、上限10万円等)を考えています。
- 神戸市スポーツ協会や各競技団体を通じて、幅広い種目を対象に講習会の開催助成や個人の資格取得支援を行い、大会運営に支障がないよう人材育成を進めていきます。
【松本委員の要望】 各競技団体と連携し、これまでの体制とギャップが生まれないよう、また新たな地域指導者が意欲を持って取り組めるよう、丁寧な制度設計と運用をお願いします。


審査結果
質疑の結果、以下の議案等は賛成多数または全会一致で承認されました。
- 予算第31号議案(一般会計補正予算):承認
- 予算第32号議案(市場事業費補正予算):承認
- 予算第37号議案(空港整備事業費補正予算):承認
- 予算第40号議案(港湾事業会計補正予算):承認
- 第104号議案・第105号議案(指定管理者の指定):承認
当会派は引き続き、市民の皆様の声を行政に届け、住みよい神戸の実現に向けて尽力してまいります。



