令和8年2月27日 浅井議員が予算特別委員会 第3分科会(こども家庭局)で質疑

神戸市会予算特別委員会第3分科会(こども家庭局)において、当会派の浅井委員が質疑を行いました。
本委員会では、本市の特色ある子育て支援策である「こべっこウェルカム定期便」のさらなる充実や、共働き世帯の負担を軽減する「家事代行サービスへの利用支援」「おむつのサブスク導入」、さらに「病児保育の予約システム統一化」など、保護者の利便性向上に直結する施策について質疑を行いました。また、幼児期の英語学習支援や産後ケアのホテル活用など、時代に合わせた新たな支援のあり方についても当局の見解を正しました。以下にその内容をご報告いたします。

■ こべっこウェルカム定期便の見守り機能拡充について
浅井委員 こべっこウェルカム定期便は、単なる物品支給ではなく「見守り」の観点が非常に重要です。現在の未利用世帯に対する見守り支援の現状について伺います。また、ご家庭に直接伺う配達員の対応力向上や、市民との温かい接点を増やすための工夫はどのように進められているのでしょうか。
当局(中山局長・阿江課長): お申し込みがない世帯に対しては、リマインドのハガキを送付し、それでも未申請の世帯には区役所と連携して保健師が直接訪問するなど、孤立を防ぐための支援に繋げています。また、配達員に対しては、育児中の保護者に寄り添う声かけや異変察知に関する研修を定期的に実施しております。今後は、配達員が自己紹介をするプロフィールカードの導入などを通じて、保護者とのコミュニケーションを促進し、さらなる接点強化を図りたいと考えております。

■ 教育・保育施設における英語学習支援について
浅井委員 グローバル化が進む中、幼児期から英語や異文化に自然に触れる経験は大変重要です。一部の園ではすでに取り組まれていますが、市として民間施設への支援や、外部人材・ネイティブ講師を活用した仕組みづくりを全市的に推進すべきではないでしょうか。
当局(若杉副局長): 現在も各園の裁量において、外部から英語講師を招くなど、英語や外国文化に触れる特色ある活動を実施する民間施設があることは承知しております。幼児期における多様な経験の重要性は認識しており、市としてどのような側面からの支援や情報提供が可能か、他都市の事例も参考にしながら今後検討してまいります。

■ 家事代行サービスへの利用支援拡充について
浅井委員 共働き世帯等の家事・育児負担は深刻です。産前産後のヘルパー派遣事業に加え、小学校就学前までの子育て家庭を対象とした「家事代行サービス」の利用に対する支援や補助制度が必要ではないでしょうか。民間サービスの活用を促す仕組みづくりについて見解を伺います。
当局(丸山副局長): 子育て世帯における日常的な家事・育児負担の軽減は、本市としても極めて重要な課題と認識しております。家事代行サービスの利用支援については、現在国においても「こども家庭庁」を中心に制度化に向けた議論が進められております。国の動向や財源措置のあり方をしっかりと注視しつつ、本市としても保護者が利用しやすく、実効性のある負担軽減策となるよう検討してまいります。

■ 産後ケア事業におけるホテル活用について
浅井委員 産後ケア事業について、現在の助産院や医療機関での実施に加え、新たな選択肢として「ホテル」を活用した産後ケアの可能性について伺います。母親がリフレッシュできる環境づくりとして効果的だと考えますが、いかがでしょうか。
当局(丸山副局長): 他都市において、ホテルを活用して産後ケア事業を実施している先行事例があることは承知しております。実施にあたっては、リフレッシュ効果が期待できる一方で、助産師等の医療従事者の適切な配置や、緊急時の対応体制など、母子の安全性の確保が最重要課題となります。国におけるガイドラインの議論や他市の運用状況を踏まえ、本市での導入の可能性について慎重に検討してまいります。

■ 教育・保育施設における「おむつのサブスク」導入について
浅井委員 保育所等への紙おむつの持参は保護者の大きな負担です。紙おむつの定額制サービス(サブスクリプション)の導入は、保護者の利便性向上はもちろん、保育現場における個別管理の手間といった業務負担の軽減にも大きく寄与します。市内の全施設での導入を積極的に推進すべきと考えますが見解を伺います。
当局(中山局長): おむつの定額制サービスの導入は、保護者と保育施設双方の負担軽減に繋がる有効な手段であると認識しております。一方で、利用できるおむつの銘柄が限定される点や、利用を希望しない保護者への配慮など、現場での運用上の課題も存在します。現在導入している園の状況や他都市の事例も参考にしながら、各施設がより導入しやすい環境づくりや支援のあり方を検討してまいります。

■ 公共施設等における外出しやすい設備の整備について
浅井委員 乳幼児連れのご家族が安心して外出できるよう、公共施設におけるおむつ替えスペースや授乳室、紙おむつ用ゴミ箱、調乳用温水器などの整備状況と今後の展望について伺います。
当局(若杉副局長): 子育て世帯が外出しやすい環境づくりは重要です。現在、各区役所に整備している「おやこふらっとひろば」や市内の児童館などを中心に、授乳室や調乳用温水器などの整備を進めております。今後も、公共施設の改修や大規模修繕等のタイミングに合わせて、子育て世帯のニーズに応じた設備の充実とバリアフリー化を計画的に図ってまいります。

■ 病児保育の予約システム統一化について
浅井委員 現在、市内の病児保育施設の予約システムが施設ごとに異なっており、複数の施設を利用する保護者にとって登録や予約の手間が大きな負担となっています。全国統一のシステムを導入するなど、システムの共通化による利便性の向上を図るべきではないでしょうか。
当局(若杉副局長): ご指摘の通り、施設ごとに予約方法が異なる点は保護者の皆様の負担となっていると認識しております。現在、全国的に普及が進んでいる病児保育のパッケージシステムの導入を目指し、関係機関との調整を進めているところです。これにより、市内の複数施設の空き状況が一元的に「見える化」され、予約手続きの大幅な簡素化が図られるよう、早期の運用開始に向けて取り組んでまいります。

神戸市:予算特別委員会の会議結果(2026年)

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