神戸マラソンの新コースへの変更に伴う成果と課題の検証、井茂圭洞特別展を通じた芸術文化の発信、文化ホール跡地を含む大倉山エリアの総合的な再整備、神戸を拠点とするトップアスリートのセカンドキャリア支援、そして夏休み期間中の体育施設無料開放の拡充など、スポーツと文化を軸とした市民サービスの向上について多岐にわたる内容について、当会派の村上立真委員が質疑をおこないました

1. 神戸マラソンのコース変更の成果と今後の課題
【質疑】村上委員
2025年の神戸マラソンでは、コースを明石市域まで延伸して折り返し、フィニッシュ地点を神戸ハーバーランドに変更するという、これまでと大きく異なる新コースが採用されました。このコース変更に対する総括的な評価と、今後の運営に向けた課題について伺います。
【答弁】浦野部長
フラットな高速コースと景観の良さを両立させた新コースに対し、定員2万人を大きく超える5万人以上のエントリーがあり、海外からも2200人以上のランナーに参加いただきました。明石市や兵庫ふ頭など新たなエリアでの応援も好評を得ました。一方で、交通規制の範囲や時間の拡大、事前の周知強化、迂回路の確保といった課題も浮き彫りとなりました。
2. 新コースにおける沿道応援の拡充に向けた再質疑
【質疑】村上委員
新コースにおいて、浜手バイパスなど沿道の応援が少なく、ランナーが孤独を感じやすいエリアへの対応については、今後どのように工夫していくのでしょうか。
【答弁】浦野部長
コース変更に伴い、ご指摘のように応援が少ないエリアがあったことは認識しております。今後は、応援イベントの適正な配置を見直すとともに、地域ボランティアの皆様の協力を得るなど、ランナーを力強く後押しする工夫を行ってまいります。
【要望】村上委員
神戸は日本マラソン発祥の地です。ランナー目線に立った細やかな配慮を継続し、世界に誇れる素晴らしい大会となるよう、さらなる充実をお願いいたします。
3. 井茂圭洞(いしげ・けいどう) 特別展の開催と作品の今後の活用
【質疑】村上委員
4月18日から6月14日まで、神戸ゆかりの美術館において「文化勲章受章記念 井茂圭洞(いしげ・けいどう)の書」特別展が開催されます。先生の作品は独創的な仮名書として高く評価されていますが、この展覧会の意義と、今後の作品の保存・活用、市民への展示の工夫について伺います。
【答弁】三重野局長
井茂先生の作品は、現代の美的感覚を備えた独創的な仮名書であり、本展では約60点の作品を中心に展示し、その多大な功績を後世に伝えます。今後の展示につきましては、現在整備を進めている新神戸文化ホールや新三宮図書館などの新しい公共施設での展示も検討しており、市民の皆様が日常的に素晴らしい作品に触れられる機会を創出していきます。
【要望】村上委員
限られた施設だけでなく、市役所や各区の文化センターなど、より多くの市民が身近に日常的に作品を見て感じられるような場所での展示を積極的に進めていただくよう要望します。
4. 文化ホール跡地を含む大倉山エリアの再整備
【質疑】村上委員
1973年に開館し、長年親しまれてきた神戸文化ホールは老朽化により閉館となります。この跡地利用について、隣接する中央図書館や中央体育館を含む大倉山エリア全体の再整備を、市としてどのように進めていく方針か伺います。
【答弁】三重野局長
現在の文化ホールは老朽化が進んでおり、閉館後の跡地利用につきましては、跡地単体での整備にとどまらず、大倉山エリア全体の公共施設再編と合わせて、全市的な視点から総合的に検討していく方針です。
【要望】村上委員
大倉山エリアは緑が豊かで、文化的ポテンシャルが非常に高い特別な場所です。長期的かつ広い視野を持ち、エリア全体の魅力を最大限に引き出す再整備の検討をしっかりと進めていただきたいと要望します。
5. アスリートのセカンドキャリア支援における企業連携
【質疑】村上委員
過去には久光スプリングスの移転などもありましたが、現在市内には11のトップスポーツチームが存在しています。引退したアスリートが神戸に定住し、スポーツ指導や企業で活躍し続けられるよう、セカンドキャリアの支援、特に受け皿となる企業との連携についてどのように取り組むのでしょうか。
【答弁】檀特局長
来年度予算に調査費を計上し、選手のニーズと受け入れ側である市内企業側の意向を詳細に把握いたします。アスリートの経験や能力を社会で活かすため、商工会議所などの経済団体とも連携し、マッチングに向けたトークセッションの機会を設けるなど、実効性のある支援体制の構築を進めてまいります。
【要望】村上委員
アスリートが培ってきたリーダーシップや忍耐力は、多くの企業が求めている能力です。市が積極的に間を取り持ち、企業とのマッチングを促進する具体的な支援の枠組みを作っていただくよう強く要望します。
6. 夏休みの体育施設無料開放の成果と今後の展開
【質疑】村上委員
近年の異常気象や猛暑への対策として、夏休み期間中に小学生を対象に体育施設を無料開放した取り組みについて、その成果と次年度以降の展開を伺います。
【答弁】檀特局長
猛暑の中で熱中症リスクを避け、安全に運動できる冷房の効いた場を提供できたことで、多くの子どもたちに利用され大変好評でした。今後は、対象となる施設や実施するスポーツの種類を拡充するとともに、地域の大学などとも連携し、より充実した取り組みへと発展させていきたいと考えております。
【要望】村上委員
単に場所を無料開放するだけでなく、子どもたちが新たな関心を持てるよう、ニュースポーツなどの体験機会を設ける工夫を凝らし、継続的な事業として実施していただくよう要望します。

自由民主党神戸市会議員団・無所属の会は、スポーツと文化芸術の振興を通じて、子どもたちから高齢者まで全ての市民が豊かな時間を過ごし、希望を持てる神戸のまちづくりに向けて力強く邁進してまいります。


