浅井 美佳 委員

ポイ捨て防止重点区域の指定や路上喫煙対策、民間喫煙所の整備支援など、清潔で快適なまちづくりに向けた施策について、当会派の浅井 美佳副委員長が質疑をおこないました。
1. ポイ捨て・路上喫煙防止に関する条例の周知啓発と規制のあり方
【質疑】浅井副委員長
今回の「阪神青木駅周辺地区」の重点区域指定に関連し、条例の周知について伺います。条例第6条では、重点区域に限らず公共の場所でのポイ捨ては一律禁止されています。しかし、重点区域ばかりを強調すると「それ以外の場所では捨てても良い」という誤解を招きかねません。パンフレットをアップデートする際は、公園等も含め、公共の場所でのポイ捨て・喫煙はそもそも禁止であるという根本のルールを大きく明示すべきではないでしょうか。また、須磨海水浴場周辺の路上喫煙禁止について、現在は「海水浴期間中のみ」となっていますが、環境面や通年でのマナー向上を考え、期間の撤廃を検討できないでしょうか。
【答弁】中西 環境局副局長
市内全域で路上喫煙をしない努力義務があることについては、啓発員による巡回や音声案内で周知に努めています。周知方法については、より効果的な表現を検討してまいります。また、須磨海水浴場の通年化については、管理者である港湾局とも連携し、どのような影響が生じるかを慎重に見極めながら検討していく必要があると考えています。
【要望】浅井副委員長
公園での喫煙禁止については建設局の所管ですが、市民から見れば同じ行政のルールです。環境局の啓発活動においても、建設局と連携して「公園での喫煙・ポイ捨て禁止」を横断的に発信し、広報紙等でも改めて周知を徹底することを強く要望します。
2. 民間喫煙所の整備支援と維持管理のあり方
【質疑】浅井副委員長
民間喫煙所の整備において、現在は維持管理費に対して最大年間270万円の補助がありますが、賃料(地代)は対象外です。予算特別委員会でも議論がありましたが、清掃代等の実費を確保した上で、補助金の使途に柔軟性を持たせることはできないでしょうか。例えば、年間上限額の範囲内で一部を賃料に充てることを認めれば、事業者の選択肢が広がり、設置が進むと考えられます。また、運営のヒントとして、広告収入を活用するモデルなどを市から提示してはどうかと考えますが、いかがでしょうか。
【答弁】中西 環境局副局長
維持管理費の補助額については、現在満額まで使い切られていない状況もあります。賃料を補助対象に含めるかどうかについては、他都市の事例や公平性の観点から慎重な判断が必要ですが、今後の検討課題とさせていただきます。
【意見】浅井副委員長
民間事業者が手を挙げやすくするためには、選択の幅を広げることが不可欠です。広告収入の活用など、民間のノウハウを取り入れられるよう、申請ページ等での情報提供にも工夫を凝らしてください。
3. コンテナ型・トレーラー型喫煙所の導入検討
【質疑】浅井副委員長
現在、元町駅周辺などで仮設のパーテーション型喫煙所が設置されていますが、受動喫煙対策をより強化するためには、コンテナ型やトレーラー型の喫煙所が有効です。整備費や維持管理費が高くなるという障壁があるとのことですが、開放型と比較しても定期的なメンテナンスを含めれば同程度のコストに収まるという資料もあります。今後、本格的な設置に移行する際には、コンテナ型も有力な選択肢として検討すべきではないでしょうか。
【答弁】柏井 環境局長
元町駅周辺の本格設置にあたっては、地域の皆様とあり方を検討してまいります。その際、受動喫煙防止の効果が高いコンテナ型についても排除することなく、最適な形態を検討してまいります。
【要望】浅井副委員長
吸う人と吸わない人が共存できる環境を整えることは、本市の魅力向上に直結します。公設・民設問わず、最新の設備や民間とのコラボレーションを積極的に取り入れ、実効性のある対策を進めていくよう要望します。
福祉環境委員会において審査された「陳情第185号」および「陳情第186号」について、当会派(自由民主党神戸市会議員団・無所属の会)の判断内容と、当局の回答を交えた概要を報告いたします。
陳情第185号:六甲病院の移転中止と灘区の地域医療を守ることを求める陳情
【陳情の概要】
灘区土山町にある「六甲病院」が、2029年に東灘区深江北町へ移転する計画に対し、地域住民から不安の声が上がっています。六甲病院は灘区東部唯一の総合病院であり、高齢者を中心に多くの住民が利用しています。陳情者は、移転の中止を強く働きかけること、および移転後も当該地域に医療機関を設置する努力をすることを求めています。
【当局の回答】
六甲病院(開設者:医療法人若葉会)からは、現病院が急傾斜地に面しており、工事車両の進入が困難なため現地での建て替えができないこと、また灘区内で適地を探したが見つからなかったとの説明を受けています。病院の設置場所は病院自らが決定するものであり、市が移転中止を強制することはできません。移転に際しては、周辺医療機関への引き継ぎを含め、医療提供が滞らないよう万全を期すよう働きかけていく方針です。
【当会派の判断:不採択】
長年親しまれた病院の移転が住民に与える不安は理解いたしますが、施設の老朽化や狭隘化、さらには地形的制約による現地建て替えの困難さは無視できない事実です。民間病院が持続可能な医療を提供するための苦渋の決断であり、市がこれを中止させる法的根拠もありません。周辺医療機関との連携による地域医療の確保を前提に、本陳情は不採択と判断いたしました。
陳情第186号:北区長尾町における済生会兵庫県病院と三田市民病院の統合病院建設の中止を求める陳情
【陳情の概要】
北区長尾町に計画されている、済生会兵庫県病院と三田市民病院の再編統合に伴う新病院建設の中止を求めるものです。陳情者は、建設予定地が市街化調整区域であり自然破壊に繋がることや、建設費用が巨額であること、また現在の済生会病院が存続すべきであることを主張しています。
【当局の回答】
両病院は医師不足や施設の老朽化により、単独での急性期医療の維持が困難な状況にあります。予定地(北区長尾町上津)は、両病院の中間地点であり、救急搬送に欠かせない幹線道路沿いであること、約400~450床規模の病院を整備できる面積が確保できること等の条件を満たす最適な場所として選定されました。地元自治会からも了承を得ており、環境影響についても専門家による審査会で適切に対応する旨が確認されています。
【当会派の判断:不採択】
北信・三田地域における急性期医療の確保は、市民の命に関わる最優先課題です。統合により医療機能を強化し、高度な医療を安定的に提供できる体制を整えることは、将来を見据えた不可欠な施策です。環境対策や交通渋滞対策についても、三田市と連携して誠実・着実な実行を求めていくことを前提に、建設中止を求める本陳情は不採択と判断いたしました。
自由民主党としての採択の結果
自由民主党神戸市会議員団・無所属の会は、個別の医療機関の経営判断や広域的な医療提供体制の最適化を尊重しつつ、市民が将来にわたり安心して質の高い医療を受けられる環境を整備するため、現実的かつ責任ある判断を行ってまいります。


