令和7年度決算を踏まえた今後の財政運営、特別市法制化に向けた取組の推進、誰もが安全・快適に楽しめる観光都市・神戸の実現、コベカツ開始後の展開について、当会派の吉田健吾議員が登壇し質疑をおこないました。

【意見】吉田議員 「質疑に入る前に緊急的に1点要望させていただきたいと思います。灘区には灘三田線という、六甲山から下ってくる道路がございますが、昨日も事故があり神戸市バスとぶつかったことにより11人の方がおけがをされました。怪我をされた方々に関しましては、お見舞いを申し上げます。6年間で100件以上の事故が起こっているという事故が頻発する道路でございます。私自身が30年前、中学生だったときにもですね、道路は危ないから道路を渡るときには、信号が青でも上から車が突っ込んでくる可能性があると、口を酸っぱく学校の先生から教えられていました。そこから30年経った今でもですね、事故が多いというのは、これだけいろいろな技術が進んでいっても残念なことであると思っております、ぜひ一度改めてしっかりその状況を踏まえて、児童であったり市民の方々の安全対策を強化していただきたいと思いますのでぜひよろしくお願いいたします。それでは質疑に入ります。
令和7年度決算を踏まえた今後の財政運営
【意見】吉田議員 令和7年度決算については、引き続き財源対策によることなく、実質収支の黒字を確保するとともに、家屋の新増築による固定資産税の増加などにより、4年連続で過去最高の税収が確保されました。財政の健全性を維持しつつ、都心・三宮再整備や駅前リノベーションなど、積極的な投資を行ってきた久元市長のこれまでの取組の成果だと評価しています。 一方、足元では燃料価格、資材価格の高騰が続くとともに、高齢化の進展による社会保障関係費のさらなる増加や、金利上昇による公債費の増大が予想され、今後、本市の投資にも少なからず影響が及ぶのではないかと危惧しています。 我々、自由民主党無所属の会は、市内経済を停滞させず、公共投資から市税増収の好循環を生み出す取組が引き続き重要だと考えています。
【質疑】吉田議員 今回の決算に対する評価と今後の投資についての考え方をお伺いいたします。
【答弁】久元市長 令和7年度決算は、4年連続で過去最高額の税収を確保するとともに、財政健全化判断比率も指定都市で中位から上位のポジションを確保することができました。今後、人口減少時代に対応し、持続可能な大都市経営を実現していくためには、大胆な未来への投資を通じて、都市の持続的発展を実現することが重要です。 都心・三宮再整備や駅前空間のリノベーションなど、都市の成長やまちの魅力向上につながるプロジェクトを推進をしていくことで、民間投資を呼び込み、域内経済の拡大や市民所得の向上につなげ、成長の果実をさらなる成長に投資していくという好循環を生み出していくことが重要です。 これまでもこのような取組によりまして、民間投資は誘発されておりまして、都心・三宮エリアでは昨年4月にオープンしたジーライオンアリーナ神戸において、多くの来訪者による新たなにぎわいが創出をされるとともに、今後もオフィスの供給や高質なホテルの開業が予定をされております。また、名谷や西神中央、垂水などの拠点駅を中心に、駅前空間のリノベーションに取り組んできたことによりまして、民間事業者によるマンション建設など、住宅供給も生み出されております。 本市では、震災後、投資的経費を大幅に抑制をしておりましたけれども、近年は増加傾向にありました。令和8年度予算では、1,046億円と、令和7年度に引き続き1,000億円台を確保いたしました。さらに、今年2月に公表した中期財政見通しでは、今後、投資的経費は2029年度に1,300億円程度まで増加する見込みでありまして、神戸をさらに魅力あるまちへと発展をさせていく好循環を、持続的かつ確固たるものにするためには、未来への投資を着実に推進していく必要があると考えております。 一方で、御指摘をいただきましたように、さらなる物価高騰や金利の上昇によりまして、投資的経費や公債費の規模が増加する可能性がありますことから、対応しなければならないことといたしましては、まず投資をしっかりとその効果を見極めながら重点化するということ。個別の事務事業の見直しにとどまらず、義務的経費の大層を占める人件費や公債費につきましても不断に点検を行い、その結果に基づいて適切に対応をするということ。市債の繰上償還などによりまして、将来の公債費負担を軽減をさせる。このような財政の健全化を確保する取組が重要です。このような取組を行いながら、持続可能な都市を実現するための未来への投資を、着実に行ってまいりたいと存じます。
【再質疑】吉田議員 決算については、投資的経費が堅調に維持されていくし、伸びていくというような御答弁をいただきました。これが物価高であったり、いろいろな公定価格を含めて上がってきているから、投資的経費も増えていったではなくて、しっかりと内容が充実していくという点を追いかけていただきたいと思っております。 本市では国の臨時交付金を活用した物価高対策の1つとして、フードサポートこうべを実施しております。春開催時には、希望者全てに行き届かないといった課題が見られましたが、期間途中でも配付数を見直すなど、柔軟な対応がされてきたことは一定評価をしております。 しかし、秋開催に向けて、運営方法のさらなる改善が必要であり、特に5月議会では、我が会派からも指摘したとおり、周知が十分でない、移動が困難な方が利用しにくいといった点は、少なくとも解消すべきであると考えていますが、どのように秋開催を運営していくのか、お尋ねをいたします。
【答弁】久元市長 春開催のフードサポートこうべにおきましては、当初の想定を大きく上回る約4万人の皆さんに食料支援を届けることができました。また、約260件の相談に対応いたしまして、解決策の提示や課題整理、行政窓口への案内を通じて、相談を必要とする方への支援につなげることもできました。このように、当座の生活支援の実施や継続的な支援への接続という点では、一定の成果を上げることができたと考えております。 一方で、想定よりも多くの来場があったために、第5回の垂水区会場以降、配付数を増やすなどの対応を行ってきたものの、高齢や育児などの事情により会場へ足を運ぶことが困難な方もおられたという御意見もいただいているところです。 そこで、このような御意見も踏まえまして、物価高の影響を受け、生活にお困りのより多くの方へ支援を届けるとともに、会場へ取りに来られない方にも利用していただけるよう、会場に取りに来ていただく方式を改めまして、配付数量を増やし、御自宅への配送によるフードサポートこうべの実施を現在検討しているところです。 また、継続的な支援へのきっかけの提供を目的とした相談会も、引き続き実施する方向で検討しております。事業の詳細につきましては、追加補正での提出を目指し、現在、制度設計を進めているところですので、また改めて議会に対して御相談を申し上げたいと存じます。
【意見】吉田議員 取りに来ていただくことから、配送していくというような方向で進められていくと思います。また、その申込方法であったりとか、いろんな手続についても、しっかりと詳細詰めていっていただきながら、補正予算として議会に提案していただきたいと思いますので、しっかりと注視していきますので、よろしくお願いをいたします。 この決算については、投資的経費の話をしました。義務的経費についてもしっかりと点検をして、投資的経費については見極めをして重点化していくというようなことがありました。私自身は、費用を抑えていく、人を確保するのも大変な時代ですので、そういった観点でいうと、AIをどこまで使い切れるのかというのが大切であって、AIを使ったから仕事が楽になりましたっていうのは、これは別に求めるものでは私はないと思っております。求めるべきは、AIを使ったからこそ、人の配置数が減った、それによって余った財源なのか、その人がまた対人業務として必要なところに転換できるようになると、ここまでを目指していくのが、私はAIの本当の利活用であると思っておりますし、また市民サービスにおいても、道場地域でAIオンデマンド交通、今始まろうとしておりますけれども、こうしたことが、市バスがどんどん減便であったりとか、路線が縮小されていく中において、これはやむを得ない部分あるという認識ですけれども、そこに対して、AIオンデマンドのような、一定の面をカバーする新しい交通の施策を入れていくことで、市民がしっかりと安心して満足、そして幸せに暮らしていくことができると、この点、ちょっとだけでもコメントいただければありがたいと思います。
【答弁】久元市長 基本的には同じ認識でおります。AIを使ったから仕事が楽になるっていうことだけはなくて、やはり仕事のやり方をAIによって根本的に変える。いかに、いわゆるタスクと呼ばれていた仕事を、これはDXで相当変えてきましたけれども、AIによって仕事を変える。そして、人間にしかできない、職員の生身の職員でしかできないところに、しっかりと注力をしていく。職員配置をそういうところに重点化していくということ。 それから、市役所の中の仕事だけではなくて、今、AIオンデマンド交通のお話がありましたけれども、市民サービスの分野でも、AIの活用ということをしっかり考えていくということ、非常に重要だと思いますので、御指摘を踏まえ、さらに取組を進めていきたいと存じます。
特別市法制化に向けた取組の推進
【意見】吉田議員 人口減少、少子・高齢化による働き手不足が深刻化する中、行政サービスの持続可能性の確保が重要な課題であります。また、東京一極集中を是正し、我が国全体の成長につなげるためには、大都市を中心に複数の圏域を形成し、多極分散型社会を実現することが必要であります。 こうした中、久元市長が会長を務める政令指定都市市長会は、大都市がその役割を最大限発揮できる新たな大都市制度の選択肢として、特別市の法制化を提案されています。我々自由民主党の政令指定都市議会議員連盟においても、政令市20市の自民党議員の総意として、特別市法制化について党本部に要望するなど、取組を積極的に推進してきているところであります。 国においては、今年1月に設置された第34次地方制度調査会において、特別市制度についての具体的な議論が進む一方で、全国知事会などからは懸念が示されています。
【質疑】吉田議員 本市として、法制化に向けた取組を強力に推進することで、制度の趣旨や効果について市民の皆様、周辺自治体の皆様、兵庫県などの関係者の理解を深めていく必要もあると考えています。御見解をお伺いいたします。
【答弁】久元市長 人口減少が想定を上回るスピードで加速を続け、東京一極集中による影響も深刻化する中にありまして、多極分散型社会を実現し、我が国の持続的発展につなげるためには、大都市が圏域の核として最大限役割を発揮できる仕組みが必要です。このため、指定都市市長会は、大都市が道府県から独立する特別市制度を創設し、それぞれの大都市が地域の実情に応じて最適な制度を選択できる仕組みを構築するよう、かねてから国に対して提案をしてきました。 御指摘をいただきましたように、特別市の法制化に向けましては、その趣旨や効果につきまして、様々な関係先から理解を得ることが重要です。指定都市市長会として、国に対する要請を行っているほか、日本経済団体連合会や経済同友会といった経済界との意見交換も実施をしてきました。また、超党派の国会議員より構成される指定都市を応援する国会議員の会からは、これまでも力強い御支援をいただいておりまして、5月に開催をされました指定都市市長会との意見交換では、特別市の法制化に対する賛同、応援のお声を数多くいただきました。 一方、全国知事会からは、数々の課題や懸念を明確に払拭することなく、特別市を法制化することには反対であるとの見解が示されておりまして、来週、初めて開催される予定の全国知事会との意見交換の場におきまして、またこのような考え方を丁寧に説明し、しっかりと議論を行い、理解を求めていきたいと考えております。 さらに、市民の皆さんの理解をいただくことも必要です。特別市に対する理解促進のため、シンポジウムの開催やポスター、動画の作成など、指定都市各市による様々な取組も進めております。神戸市におきましても、大都市制度に関するシンポジウムを毎年度実施をしておりまして、この7月に開催した際には、学生、官公庁、民間企業などから約150名の方々に参加をいただきました。今後、特別市の法制化に向けたさらなる機運醸成につなげるため、今年度中に再度シンポジウムを開催する予定としております。 国における特別市の議論が、これまでにないレベルで進展する中、本市といたしましても、より精力的に取り組んでいくことが重要です。今後とも地方制度調査会における議論の動向を見ながら、適時適切に対応していくとともに、大都市制度改革の必要につきまして広く理解を求め、特別市法制化の実現につなげてまいりたいと考えております。
【意見】吉田議員 御答弁いただいて、もう来週には全国知事会との意見交換が開催されるということですので、しっかりとその意義であったり、何も特別市になったところだけが勝ち逃げをするようなものではないということが伝わることが、大切かなと思っておりますので、ぜひ御尽力いただければと思います。 その中で、行政需要が多様化・複雑化する中、各自治体では公務人材の確保や老朽化したインフラの維持管理・更新が課題となっています。単独で行政サービスの維持・提供が困難となる自治体が出てきているというようなケースも仄聞しています。本市はこれまでごみ処理や消防指令事務の広域化など、近隣市町との連携を進めてきましたが、今後は本市が有するインフラや人材等を有効活用し、広域連携の取組をこれまで以上に積極的に推進する必要があると考えています。こうした取組は、法制化を目指す特別市の考え方にも通ずるものであり、周辺自治体との連携を本市が体現することにより、特別市の法制化に対する理解の増進にもつながると考えています。
【質疑】吉田議員 多極分散型社会の形成に向けて、神戸を中心とした圏域の維持・発展を牽引していくため、本市として自治体間の広域連携を一層積極的に進めるべきと考えますが、御見解をお伺いいたします。
【答弁】今西副市長 今御指摘をいただきましたように、人口減少が加速度的に進行し、自治体を取り巻く環境がより厳しさを増していく中で、持続的な行政サービスを提供していくためには、自治体同士で連携をより積極的に推進することが求められていると考えているところでございます。 また、国で審議が進む第34次地方制度調査会におきましても、3大都市圏での連携強化の必要性が問題提起をされているところでございます。広域連携の推進に当たりましては、豊富な都市機能や行政資源を有する大都市に求められる役割は大きいと認識をしておりまして、本市が牽引役となり、周辺自治体と共に実効性の高い取組を進めていく必要があると考えているところでございます。 例えば、神戸空港の国際化に伴い、観光面での連携強化が進んでいる淡路島の3市や、本市への通勤通学割合が特に高く、住民の生活圏域が重なり合う明石市をはじめとした東播磨地域などのエリアを対象といたしまして、様々な分野において多面的な連携の取組を、より積極的に進めることで、神戸及び神戸周辺の圏域全体の活性化につながるものと考えているところでございます。 また、本市が広域連携の取組をさらに推進することは、大都市が各圏域の牽引役となり、我が国全体の発展に貢献していくという特別市制度の理念にも通じるものでありまして、ひいては特別市の法制化に対する理解の増進にもつながるものと認識をしているところでございますので、今後もこの広域連携をより強力に推進をしてまいりたいと考えてございます。
【要望】吉田議員 承知しました。ぜひとも、特別市制度ではなくても、神戸として近隣自治体と共に発展していくという道も進めていっていただきたいと思っております。 特に3大都市圏の話もありましたけれども、これが連携中枢都市構想から外されてしまっているということは、非常に本市にとってはつらい状況であると思います。私たちも自由民主党の中でも、しっかりと声を上げて、党本部であったり国に対しても要望をしているところですが、なかなか振るわない部分もありますので、違った形でもケアされていくように、これからも、この件についても取り組んでいただきたいと思います。 もう1つ、私からお伝えしておきたいところが、副首都について、これは大阪は少なくとも副首都にはほとんどの会派が賛同して、進めていくということになっております。私たちの党内活動の中でも、国に対して議論喚起した1つに、規制緩和であったりとか、税制優遇なんかが副首都に対して行われると。こうしたときに近隣の自治体から、どんどん人や物やいろんなものが吸い取られていくんじゃないかという懸念がありました。 これは議論喚起したけども、なかなかそれが最後の法案が通るところで、何かしら動いたかというとそうではないので、また10月下旬には、政令が出されるということですので、しっかりとそれを見ていただきまして、大阪がもし副首都になった場合に、そのとき神戸が、それによって何か衰退することがあってはならないと思いますので、しっかりとその動きに対して、上かぶしで神戸も発展していくんだ、それぐらいの気持ちで取り組んでいただきたいと思います。
誰もが安全・快適に楽しめる観光都市・神戸の実現
【意見】吉田議員 2030年の神戸空港への国際定期便就航を契機として、国内外から神戸への観光需要がさらに高まることが見込まれています。この契機を逃さず、継続的に神戸への観光客を呼び込むためには、神戸の持つ魅力を磨き上げるとともに、誰もが安全・快適に楽しめる観光環境の整備が重要であると考えます。 本市の重要な観光資源の1つである六甲山では、令和2年に光回線を敷設し、市街地と同水準のインターネット利用環境を構築してきたところでありますが、山上の歩道や登山道等では、依然として通信環境が十分でない箇所もあり、緊急時の連絡や観光客の利便性の確保に課題が残されています。
【質疑】吉田議員 例えば、通信事業者への基地局設置の働きかけなど、山上における通信環境整備を早急に進めるべきと考えますが、御見解をお伺いいたします。
【答弁】今西副市長 六甲・摩耶山上におきまして、安全で安心かつ快適に観光や登山を楽しんでいただく上で、通信環境改善は非常に重要であるというふうに考えているところでございます。これまでの取組といたしまして、2020年の12月に、六甲山頂の幹線道路付近に光回線を整備をいたしまして、周辺施設のインターネット環境やWi-Fi環境の高度化、IP電話、防犯カメラ等、多様な通信サービスを支える環境を整えたところでございます。 この整備によりまして、公共施設へのKOBE Free Wi-Fiの導入を進めまして、昨年度は再度公園や掬星台など、拠点となる公共空間5か所にWi-Fi設置を行ったところでございます。 一方で、山上の公共空間では、御指摘のようにWi-Fiの未整備や、電波が届かないことにより、決済システムや通信機器の使用に支障があるということは課題であると認識をしているところでございます。Wi-Fiの活用によりまして、インターネット通信が数十メートルの範囲で可能となりますけれども、広範囲での通信環境改善や携帯電話のための電波を確保するためには、基地局の設置が有効であるというふうに考えておりまして、各通信事業者と個別に協議し、基地局設置を積極的に働きかけを行っているところでございます。 この協議に当たりましては、基地局を複数社で共用することで、コスト削減にもつながるインフラシェアリングの活用についても、市として提案を行っているところでございます。 都市に近接し、自然豊かな六甲山・摩耶山は、重要な観光資源でありまして、さらなる磨き上げによって多くの方々が訪れるポテンシャルがあると考えているところでございます。多くの方々が六甲山・摩耶山を安全・安心かつ快適に過ごしていただけるよう、これからも通信環境の改善に精力的に取り組んでまいりたいと考えているところでございます。
【要望】吉田議員 六甲山・摩耶山についてもコメントをしたいと思いますが無、頑張ってもらうしかない、通信環境について頑張ってもらうしかないので、頑張ってください。 ということです、ともにやっぱり山上の環境がどんどんよくなって、泊まる人なんかも増えてきて、非常にすばらしいと私は思っておりますけれども、週末や夜間のバイクや車の騒音というのが、かえって苦情になってくるのも目立ってきております。警察ともしっかり働きかけをして、お願いをして、取締りというのもやっていただいているものの、山上であったり、物理的、距離的に警察が機動的に対応できないというのが欠点であると思いますけれども、そこをデジタル技術をしっかりと活用して、例えば防犯カメラも今、車が通ったか分かるんですけども、ナンバープレートまでは分からない、そのレベルなんです。これ、しっかりといいカメラ入れれば、ナンバープレートが撮れるので、もし違法走行をしている事実が分かれば検挙につなげることもできますし、例えば騒音だって、どれぐらいの騒音が出てるかなんかも、機械を置けばチェックできますし、それと映像を突合すれば、どうしたことが起こっているかというのも明らかになると思いますので、ぜひデジタル技術を用いて、山上のよりよい環境をつくっていただくようにお願いしたいと思います。
ユニバーサルツーリズムの推進
【意見】吉田議員 我が会派からは、年齢や国籍、障害の有無を問わず、あらゆる旅行者が快適に安心して楽しめるユニバーサルツーリズムの推進を求めています。昨年度には、Feel KOBE内のユニバーサルツーリズムに関するページが刷新されるなど、本市の取組は一定評価をしていますが、まだ伸び代があると感じています。本市が全国、全世界のユニバーサルツーリズムをリードする都市になるためには、現状の取組を生かしつつ、より一層、積極的に新しい知見も取り入れて、さらなる高みを目指すべきであると考えます。
【質疑】吉田議員 例えば、アメリカの障害がある方や、移動に制約のある方向けの旅行プラットフォーム、wheel the world(ホイール・ザ・ワールド)のような専門的知見を有する先進的事業者との戦略的な連携を通じ、最新のノウハウや知見を取り入れながら、世界パラ陸上競技選手権大会の開催経験もある本市のユニバーサルツーリズムを、新たなステージへ引き上げるべきと考えますが、御見解をお伺いいたします。
【答弁】今西副市長 本市では、年齢や国籍、障害の有無を問わず、誰もが安心して観光を楽しむことができるよう、ユニバーサルツーリズムを推進しているところでございます。2009年からは、神戸ユニバーサルツーリズムセンターと連携をいたしました、KOBEどこでも車いす事業への支援や、Feel KOBEでのバリアフリー情報の充実など、受入れ環境の向上に取り組んできたところでございます。 また、2024年度からは、須磨ユニバーサルビーチプロジェクトをはじめとするアウトドアユニバーサルツーリズムに取り組む団体間の情報発信や意見交換会の開催などを通じて、事業者間の連携を促進をしているところでございます。 神戸観光局では、神戸空港の国際化に伴うさらなる観光需要の拡大に対応するため、御指摘の専門的な海外民間事業者ホイール・ザ・ワールドとも打合せを行ってきているところでございます。同事業者は、各個人が旅行プランを組み立てられるよう、宿泊施設やレストラン、体験コンテンツなどに関する正確なバリアフリー情報の提供と予約を行うプラットフォームを運営をしておりまして、一元的に情報を整理して提供するサービスは先進的ですので、学ぶ点が多いというふうに考えているところでございます。 一方で、こうした先進事例の導入に当たりましては、利用者ニーズや宿泊施設の状況、費用対効果などを踏まえる必要もあるというふうに考えているところでございます。御紹介いただきました事例の視点も踏まえまして、既に取り組んでいる団体間の連携促進や知見の共有を図るとともに、例えば旅行前の不安解消につながる情報の充実発信にさらに取り組むなど、ユニバーサルツーリズムの推進に一層努めてまいりたいと考えてございます。
【意見】吉田議員 ユニバーサルツーリズムについても、今現状の取組を強化していくというようなお話ではあると思うんですけれども、ユニバーサルツーリズムが今、考え方としてはユニバーサル対応できてますか、できてます、できませんではなくて、どの程度できているかということをはかっていって、それを示すことによって、ああ、自分の体調であれば、自分のこの移動であれば、こうやってここまでは行けます、ここは行けないなっていうことをはかれる、こうしたところもきめ細かくやっていくのが、新しいサービスの水準かなと思っております。 既にいろんな方々、関係者いますので、その方々たちの考え方も、福祉施策なのか、経済施策なのかという、このマインドセットをどうしていくのかということも、ひとつ考えていただきたいと思いますし、私はユニバーサルツーリズムを進めることが、本市にとって、観光の質の向上を訴えておりますけれども、ユニバーサルツーリズムこそが本当の意味での質の向上になると思っております。現在住んでいる人にもメリットになりますし、世界的にも高齢化が絶対進んでくるわけですから、そうした中で神戸が選ばれるまちになるんではないかと思っております。
【再質疑】吉田議員 この点について、もう一言コメントをいただければと思います。
【答弁】今西副市長 今、先生がおっしゃいましたように、このユニバーサルツーリズムの推進が、本市の観光の質の向上に資するという考え方は、私も同じ考えを持ってございます。今言われましたように、いろんな観光施設が、現状どのような対応ができているのかということをきっちりと整理して、それをいかに情報提供していくかということが、今後大事になってくるということは、重々よく理解をしてございますので。ただ、ハードルもあるというふうにも思っておりますので、観光事業者ともよく協議をさせていただきながら、また福祉関係の団体ともよく話をさせていただきながら、着実に精力的に進めさせていただきたいと思います。
【要望】吉田議員 越えれないハードルじゃないと思ってますので、ぜひよろしくお願いします。

KOBE◆KATSU開始後の展開
【意見】吉田議員
コベカツの開始から2週間が経過した今、円滑に活動する団体がある一方で、参加者が1人もいない団体もあると承知しています。また、今後、参加者が少なく、運営継続が難しくなる団体も出てくる可能性もあります。
【質疑】吉田議員 生徒にとっては活動の選択肢を維持するとともに、各団体が意欲的に活動を続けていけるよう、追加の体験会や合同説明会の継続開催、活動団体同士の連携サポートなど、引き続きコベカツクラブに対する伴走支援が必要ではないかと考えますが、御見解をお伺いいたします。 また、コベカツの開始により、教員の負担が大きく軽減され、生まれた時間を生かして授業の質向上などの本来業務に注力したり、各学校の状況に合わせて放課後の時間を有効に活用したりすることができるようになりますが、本市として、教員の働き方がどう変わっていくと考えるのか、併せて御見解をお伺いいたします。
【答弁】福本教育長 御承知のように、多くの皆様の御参画を得て立ち上げられた1,000を超えるコベカツクラブが、この9月、正式に開始したところでございます。生徒たちは、7月から8月にかけて実施しました体験入会など、それらの参加を経て、自身が参加するコベカツクラブを徐々に決めている状況であると認識しております。 その中で、特に中体連の主催の大会に参加を希望する生徒については、登録期限の関係から、8月中に参加をするコベカツクラブを正式に決め、入会手続を行ったということもございます。 その一方で、ダンスをはじめとした、これまでの部活動種目にない活動や、文化芸術活動については、9月に入ってから友達と相談してなど、そのようなことをして参加するコベカツクラブを、今まさに決めようとする生徒も一定数いるような状況でございます。 御指摘のように、その中で現時点でですが、参加者が1人もいない、あるいは少ないコベカツクラブがあることも事実でございます。生徒にとっての活動の選択肢を維持するという観点は重要であり、さらなる体験会の案内や、中学校における活動のPRなど、情報発信の支援を継続していきたいと考えております。また、活動の継続がやはり難しいというコベカツクラブには、近隣を活動場所とする同種のコベカツクラブとの連携や統合、そのような調整も必要であることを認識しております。いずれにしてもコベカツクラブからの運営の状況や要望などをお伺いしながら、個々の事例に応じて支援を行ってまいりたいと考えております。 あと、教員の働き方の変化についてでございます。 これまで部活動指導に多くの時間を費やしてきました。今後は子供1人1人の学びをより深めるための授業づくりのため、教材研究や授業準備に重点を置くとともに、教員自身の研修や専門性の向上に取り組む時間の確保につながると考えております。同時に、放課後や空き時間を活用して、生徒との面談や学習支援、教育相談などに丁寧に取り組むことが可能となり、それぞれの生徒へのきめ細かな支援の充実にもつながると考えております。引き続き授業改善や1人1人の状況に応じた支援を進めることで、子供たちの学びの質の向上につなげていきたいと考えております。
【意見】吉田議員 先日の教育こども委員会において、モデル校での防犯カメラの試行設置を検討するとの答弁がありました。これまでも我が会派が必要性を訴えてきてたところであり、具体的な検討が進められていることは評価しております。他方、現在のコベカツでは、防犯上の観点から普通教室は使用していない一方で、吹奏楽を行うコベカツクラブからは、パート練習のため、普通教室を利用したいとの声も出ています。また、コベカツの本格実施に伴い、学校施設の利用主体が多様化する中、安全性の確保と施設の有効活用の両立が一層重要となってきています。
【再質疑】吉田議員 そこで、こうした問題を解決し、児童・生徒や職員だけでなく、コベカツ関係者の安全を確保するとともに、活動環境の充実を図るため、プライバシーに十分配慮した上で、普通教室を含む校内への防犯カメラの設置を進めていくべきと考えますが、御見解をお伺いいたします。
【答弁】竹森教育委員会事務局長 まず、コベカツクラブ教室利用でございますけれども、コベカツの活動場所として教室を利用する場合でございますけれども、生徒の持ち物等の管理の面からも、普通教室ではなくて音楽室、それから美術室などの特別教室、多目的室や空き教室などを今、利用しているような状況でございます。 ただ、おっしゃいましたように、吹奏楽のパート練習、そういった練習のために活動場所を複数確保してほしい、こういった御要望を私どもも聞いてございます。音楽室以外にも利用可能な場所を複数御提案できますように、個別に学校とも調整しているところでございます。 それで、防犯カメラでございますけれども、現在、多くの学校で校門付近に防犯カメラを設置してございます。これを新たに校内においても設置、活用することによりまして、コベカツでの活動に限らずに、児童・生徒間のトラブル、そういったことの発生抑止効果が期待できます。また、事案が生じた場合ですけれども、客観的事実に基づく事実認定が可能になると、そういったことから児童・生徒等をトラブルから守ることにもつながると。あるいは、対応に当たる教員の負担軽減にもつながる。コベカツクラブにとっても有効ということで考えてございます。 ただ、学校施設内への防犯カメラ設置に当たりましては、記録データの適切な管理といったことはもちろんですけれども、児童・生徒のプライバシーにも十分配慮する必要があること。さらには、児童・生徒等の心理面への影響も含めて検討する必要があると考えてございます。そのため、今年度、小学校2校、中学校1校をモデル校としまして、まずは共用部分であります廊下や階段、校舎裏等に防犯カメラを設置していきたいと考えてございます。 御指摘のありました普通教室を含めた防犯カメラの設置につきましては、経費の面も課題となりますことから、まずはモデル校における運用状況や効果等をしっかり検証してまいりたいと考えてございます。
【要望】吉田議員 一足飛びに行くとは思っておりませんので、段階的にしっかりと見ていっていただきたいと思いますし、コベカツの充実もそうですし、学校内の安全・安心という点でも、ぜひよろしくお願いをいたします。 放課後の先生の時間の使い方というのも多様化していく中で、私自身は、やっぱりかねてから英語コミュニケーション能力が高まっていくべきであるという考えを持っておりますし、お伝えもしていると思います。こうしたことにも放課後の時間を充てていただきたいな。ALTの人たちを使っていただきたいなと思っております。ALTの人たちが集まってやるイングリッシュデイキャンプなんかも、非常に好評過ぎて、いろんな学校がやってほしいといっても、ALTを集めるのに、やっぱり限られた日程しか組めないというような課題があると聞いておりますので、こうしたことも課題解決をしていっていただきながら、神戸の子供たちが公教育で学んできた結果、英語コミュニケーション能力はすごいできる大人になりましたっていうのが、望まれる私は世界だと思いますので、よろしくお願いします。 本市には150年以上の歴史を誇るような外国人コミュニティーというのが複数ございます。こうしたところには英語がしっかり公用語になってクラブが運営されていますので、こうした方にも、例えばボランティアとしてデイキャンプのALTの方の数が足りない分、お話ししてもらうなんか、来てもらうということも、私は可能だと思っておりますので、しっかりとコミュニケーション能力が伸びるような環境の充実をお願いしたいと思っております。

※本質疑答弁についての市会動画↓(当記事内容の部分からご覧いただけます)


