令和8年3月5日 浅井議員が予算特別委員会 第3分科会(教育委員会)で質疑  

英語教育の質の向上や海外大学進学支援、生成AIの適切な利活用、そして無償化された学校給食の魅力発信など、神戸の次世代を育てるための先進的な提案について、当会派の浅井美佳委員が質疑をおこないました。

1. 英語教育の質の均質化と「話す」活動の強化

【質疑】浅井委員
どの学校に通っていても一定水準以上の英語教育が受けられるべきです。現在は学校や学級によって差があると感じます。特に「話す」ことに課題がある中、教育委員会から1〜2分の「授業例動画」を作成して全教員に共有したり、民間のプログラムを活用したりすることで、教員の負担を抑えつつ授業の質を底上げできないでしょうか。

【答弁】福本 教育長
学校間の差については我々も認識しています。次年度は「間違えても良いから話してみる」という安心感のある教室作りを目指し、全教員に「スキルアップマニュアル」を配布します。また、オンライン研修を通じて他校の優れた事例を共有し、ALTとの共同授業を充実させることで、実践的なコミュニケーション能力の育成に注力します。

2. 全市一律の「オンライン国際交流」の導入提案

【質疑】浅井委員
海外校とのオンライン交流は、一部の学校に留まっており格差が生じています。例えば小学5年生や中学1年生の年間計画に一律で組み込み、全生徒が海外の同世代と交流できる機会を「神戸の標準」として提供すべきではないでしょうか。

【答弁】福本 教育長
オンライン交流は非常に貴重な機会です。昨年度は23校で実施しましたが、時差の調整などの課題があります。次年度は、これまでに実施した学校のノウハウを収集・集約し、希望する学校が負担なく取り組めるよう全校に共有することで、交流の機会を広げてまいります。

3. 海外大学進学への情報格差解消と拠点校機能の活用

【質疑】浅井委員
海外大学進学を希望する生徒にとって、出願制度や奨学金情報の不足が大きなハードルとなっています。葺合高校に蓄積された知見を拠点として、全市立高校生を対象とした進学ガイダンスや相談体制を構築できないでしょうか。

【答弁】田中 部長
葺合高校では年間5名程度の海外進学実績があり、独自の知見を持っています。海外進学は大学ごとに制度が大きく異なるため、個別の丁寧な対応が重要です。引き続き市立高校の生徒の多様な希望に対し、葺合高校の知見も参考にしながらきめ細かな進路指導に努めます。

4. 国際バカロレア(IB)認定校導入の可能性

【質疑】浅井委員
海外大学進学の有力な資格となるIB(国際バカロレア)認定校の導入について、既存の市立高校での検討状況を伺います。

【答弁】藤井 副局長
IB導入には、外国語で授業ができる教員の確保や、多額の経費、カリキュラムの大幅な変更など多くの課題があります。他都市の事例を研究していますが、現時点では直ちに導入することは困難であると認識しています。

5. 「コベカツ」に参加しない生徒への居場所支援

【質疑】浅井委員
部活動の地域移行により、放課後の過ごし方が変わります。地域クラブ(コベカツ)に参加しない生徒のために、図書室の開放だけでなく、美術・工作や自習など、多様なニーズに応じた居場所を学校内に確保すべきではないでしょうか。

【答弁】田尾次長
放課後の過ごし方に不安を感じる子供がいることは認識しています。図書室に限定せず、ニーズに応じて創作活動や自習ができる場所を柔軟に確保し、全校に配置している「学習指導員」の活用も含め、全ての子供が放課後を主体的に充実して過ごせる環境を整えてまいります。

6. 生成AIの教育活用と論理的思考力の育成

【質疑】浅井委員
教員の業務効率化や探究学習に生成AIを積極的に活用すべきです。一方で、AI時代こそ情報を判断し論理的に言語化する「読解力・作文力」が重要になります。AI活用の現状と基礎学力向上の取り組みを伺います。

【答弁】田中 部長
教職員には既に研修をおこない、授業準備等での活用を始めています。高校生は今年度から、中学生は来年度から端末での活用を開始予定です。基礎学力については、文章や図表から情報を読み取る「読み解きブック」を小中学校で活用し、読解力と作文力の定着を図っています。AIをツールとして使いこなす側になれるよう指導を充実させます。

7. 学校給食の魅力発信と地産地消・オーガニック食材の推進

【質疑】浅井委員
給食無償化に合わせ、その魅力をSNS等で発信すべきです。神戸ビーフやオーガニック食材の活用状況を伺います。

【答弁】藤井 副局長
SNS(Instagram)での発信を強化しています。食材については、米は原則100%神戸市内産を使用し、3月には神戸ビーフを提供予定です。また、有機人参についても次年度から作付面積を拡大し、地産地消と食の安全を推進してまいります。


自由民主党神戸市会議員団・無所属の会は、子供たちが変化の激しい時代を自分らしく生き抜く力を身につけられるよう、教育の質の向上に全力で取り組んでまいります。

神戸市:予算特別委員会の会議結果(2026年)

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