令和8年6月25日 教育こども委員会【浅井委員による質疑】

令和8年6月25日に開催されました「教育こども委員会」において、教育委員会の所管事項に関し、今年度から導入された保護者連絡ツール「ツムギノ」の相次ぐトラブルと運用課題について、当会派の浅井 美佳委員が質疑をおこないました。


1. 保護者連絡ツール「ツムギノ」の安定稼働と利用者目線の利便性向上

【質疑】浅井 委員
今年度より、保護者連絡ツールがこれまでの「すぐーる」から「ツムギノ」の公募により変更となりました。しかし、導入後の運用を通じて、保護者や教職員から様々な改善要望が私達のもとにも多数寄せられております。現在、改善に取り組まれていると伺っていますが、主に以下の3点について、対応状況と今後の見通しをお伺いします。

1つ目は、悪天候や災害時を含めたサーバーの安全稼働についてです。4月の稼働当初、そして6月の台風時にもアクセス障害が生じ、非常に不便な思いを保護者にさせてしまいました。
2つ目は、校外学習時など、学校外からの緊急連絡機能の搭載についてです。
3つ目は、利用者目線での操作性や画面表示の改善、いわゆるユーザーインターフェース(UI)の部分です。例えば、小中学校の切り替えや未読・既読が分かりにくいこと、またアンケート回答時に不要な多要素認証を求められる点など、私の方からも具体的にお送りしている部分がありますが、これらについて積極的に取り組む必要があると考えます。
今後の対応内容やリードタイムを含め、保護者の皆様へ積極的に発信していくべきと考えますが、当局の見解を伺います。

【答弁】山出 副局長
4月当初、および6月3日の台風接近時に発生したアクセス障害により、利用者の皆様にご不便をおかけしましたことを改めてお詫び申し上げます。
「ツムギノ」は、保護者からの電子申請機能を実装するために導入したものですが、4月の稼働当初は想定を上回る利用の集中により、また6月3日の台風接近時にもシステムが不安定になりました。これらについては、事業者による負荷想定の不足、およびシステム設定の一部不備が原因であったと事業者を呼んで報告を受けております。
現在は、悪天候時や災害時においても安定して稼働できるよう、システム設定の改修、サーバー構成の見直しと増強を実施し、安定稼働できる体制を整えております。災害時という最も連絡が必要なタイミングでアクセスできない不具合は極めて重大な課題と認識しており、契約当事者である事業者のトップを呼び、教育長からも直々に抜本的な再発防止、管理責任の明確化、障害発生時の対応体制の強化を強く要請し、二度とこのようなことが起こらないよう努めております。

また、操作性等についてですが、部活動や校外学習等で外に出ている教員からの緊急連絡体制については、6月上旬から実施できる運用に改めております。未読・既読の判別についても、4月下旬に未読部分を青の太文字で示す改修を行いました。
今後は、アンケート回答時の認証コード入力を不要にする手続きや、プッシュ通知から直接アプリへ飛ぶ機能についても、実現の目途が立ってきております。その他のホーム画面の改善等についても、可能な限りユーザーインターフェースを改善できるよう、事業者と検討調整を進めているところです。

【意見】浅井 委員
災害時という、最も連絡が必要な時にアクセスできないという不具合は、我々も非常に大きな課題であり、重大であると認識しています。事業者のトップを呼んで指導を行っているとのことですので、着実に改善を進めていただきたい。
改善がなされている点は理解しましたが、やっぱり一番気になっているのは「それが保護者にしっかり伝わるかどうか」という点です。今後伝えていくというお答えがありましたので、そこは安心材料になると思います。

【要望】浅井 委員
アンケートと認証の件についてですが、アンケート回答に認証は必要ないはずです。システムの構成上難しいのかもしれませんが、そこを切り分けられないのか、引き続き業者さんに強く働きかけていただきたい。
今回の入札は、単に「ツムギノ」というツールを入れるだけのものではないはずです。今後もし仕様書の変更等まで踏み込めるのであれば、現場の声をしっかりと入れ込んだ形をとっていただくよう要望します。保護者や教職員の声を十分に踏まえ、着実な改善を強く求めます。


自由民主党神戸市会議員団・無所属の会は、学校と家庭を結ぶICTインフラが、市民にとって真に使いやすく、かつ災害時にも信頼できる強靭なシステムとなるよう、今後も厳しく注視し、改善を後押ししてまいります

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