令和8年9月24日 決算特別委員会第2分科会(交通局)【平野達司委員による質疑】

交通局の経営見通し、市バス運転手の乗務交代や遠隔点呼、9系統の実証実験、地下鉄海岸線の利用促進、遊休資産の活用、市バス路線の見直し、人材確保と育成、重大事故防止策、技術継承、安全運行の確保、災害時の備えなど、多岐にわたる交通局の課題と今後の施策について質疑をおこないました。この内容について、当会派の平野達司委員が質疑をおこないました。

1. 今後の経営見通しと経営改善に向けた取組について

【意見】平野委員 令和7年度決算において、市バス事業は運賃改定などの影響もあり10年ぶりの黒字決算となりました。また、高速鉄道事業では全線の営業損益・経常損益が赤字であったものの、西神・山手線と北神線では営業黒字を計上し、海岸線においては過去最高の乗車人員を記録するなど、一定の成果を上げたと認識しております。 一方で、今年度に入ってから、国際情勢の変化に伴う燃油価格の急激な上昇や高止まり、運転手不足、労務単価の上昇による委託費用の増加、さらには金利の急激な上昇など、取り巻く環境は急速に激しさを増しています。

【質疑】平野委員 昨年度末に経営計画2030を策定したところですが、最近の情勢を踏まえた今後の経営見通しと、その後の対応の考え方について見解を求めました。

【答弁】城南交通局長 令和7年度決算では、市バス事業につきましては、10年ぶりに経常損益が黒字となっております。また、高速鉄道事業におきましても、西神・山手線、北神線で黒字を計上し、また海岸線では過去最高の乗車人員が記録されるなど、経営改善に向けた一定の成果、これが現れたものとして認識しておるところでございます。 しかしながら、自動車事業会計におきましては、軽油価格の高止まりに加えまして、運転士不足を背景とした労務単価等の上昇に伴います営業所管理委託費の増加が想定されるなど、非常に厳しい状況が続くものと見込んでおります。 また、高速鉄道事業会計におきましても、多額の企業債の償還が続くことに加えまして、金利上昇によります支払い利息の増加、これも見込まれます。こういった意味で、単年度の損益のみならず中長期的な資金収支にも大きな影響が出てくるものと認識しております。 経営計画2030では、5年間の事業存続をかけました再建・体力回復期として位置づけまして、中長期的な視点からも持続可能な交通事業経営を目指して策定したものでございます。この計画におきまして、収支バランスの向上、これを喫緊の最重要課題として、駅の円滑化やワンマンなど、こういった現場体制の効率化、または市バスの路線の見直し、これを含みます交通ネットワークの最適化、こういったことを聖域なきコスト構造改革として取り組んでいることとしておるところでございます。 また当然、安全確保を大前提といたしますけれども、利用状況や事業規模を踏まえました身の丈に合った投資、これの徹底や、利用促進による増収策など、最大限の経営努力を行ってまいりまして、持続可能な経営基盤の構築に取り組んでいくこととしております。 なお、御指摘いただきましたように、経営計画2030策定後も急激な環境の変化がございます。こういった動向を踏まえつつ、契約期間を通じて、KPIの達成状況、また収支の見通し、こういった継承を行いまして、必要であれば、収支見通しを見直すなど適切に判断してまいりたいと考えているところでございます。

2. 市バス運転手の乗務交代の試行実施について

【意見】平野委員 経営改善の取組の中で、以前から提案しておりました、市バス運転手が地下鉄の駅施設を利用した交代についてです。実際には旧居留地・大丸前駅の元町1丁目バス停での乗換えが4月1日から試行的に実施されています。

【質疑】平野委員 この試行的な実施の状況と、そこから見えてきた課題について質疑しました。

【答弁】児玉交通局副局長兼自動車部長 4月1日にダイヤ変更いたしまして、通常運転士というのは市バス車両から降りる、乗る、この交代というのは営業所だけで行っておりましたんですけれども、2系統の始発停留所であります元町1丁目――これ今御紹介いただきました旧居留地・大丸前駅のすぐ上でございます――試行的に実施をしているということでございます。 この取組で、今まで、本来ですと4人の運転士と車両が4台必要だったということがありましたんですけれども、運転士数は変わらないんですがバス車両1台減らして3台で運営するということができるようになってございます。また、元町1丁目から車庫までの回送距離、これ当然ながら縮減ができているということでありましたり、あるいは車庫に帰って次の運転手が乗ってまた出ていくといったような、こういった時間的なロスもありましたので、車両効率の向上というものが図れておる。つまり、回送に伴うロスの縮減ということについては一定の効果が認められるということでございます。 ただ、今申し上げましたとおり、元町1丁目でやらせていただいてるんですが、道路空間にあまり余裕がないという課題がございます。複数系統の車両が集中する時間帯には、待機車両、待機するバスというものが滞留をしてしまう。あるいは特に乗務を終了した運転士、ここで営業運行は終わって車庫に帰るというような場合に、後続の回送運行する車に便乗させて連れて帰っているわけですけれども、このときにその回送車を一旦その運転士のいるところで止めて、乗せていくといったようなところの中で、後続車への影響というのが少し課題だというふうに思ってございます。 また車載機器――これデジタルタコグラフというものがついてございますけれども、これでもって運行記録というのを取っておるんですが、これ運転士ごとに管理をしてございます。乗務交代する際には、一旦扉を閉めてバスの電源を切る・入れるという作業がありますので、この間、始発停留所の元町1丁目でありながら、お客様には御乗車いただかずにお待ちいただくというようなことが発生をしてございます。 乗務を始めるときには、営業所からほかの回送車に便乗していくということですので、今までよりも少し早い時間の別の便に乗っていくということになりますので、現地で運転士の待機が発生してしまっているということで、1日当たり20分余りの超過勤務になっているということもあります。現時点での収支改善効果というのは限定的であるというような受け止めをしてございます。 この取組はですね、とはいえ今年度から新たにその課題を抽出するということも含めて、課題をしっかり把握するということも含めてチャレンジ的に行っているというものでございますので、回送率の改善という指標に加えて、周辺も含めた安全性、あるいはお客様への影響、働き手である運転士の負荷、実際の収支の影響、こういったことも含めて総合的に検証するべきだというふうに考えてございます。 引き続きまして、その市バス事業の運営効率向上に向けた試行というふうに位置づけた上で課題の精査、まだ始めて半年でございますので、あるいは克服への手法、これも併せて研究をしながら異なるアプローチ、あるいは手法も含めて、回送縮減、経営効率というものをしっかり念頭に置きながら進めてまいりたいというふうに考えてございます。

【再質疑】平野委員 まだ開始から半年ですが、見つかった課題を踏まえて今後の展開をどのように考えているのか伺いました。

【答弁】児玉交通局副局長兼自動車部長 回送率の縮減という意味では一定の効果が認められるというのは、これ事実でございます。ただ、周辺の交通あるいはお客様への影響というような課題も一定あるわけでございまして、収支面での効果というのも現時点では、今回のチャレンジでは限定的だということでございますので、直ちに拡大をしていこうという考えにはまだ至っていないというところでございます。 この乗務交代による効果というのを真の収支の改善につなげるというためには、車両の乗継ぎを行うためのスペース、これが確保できるのがよりいいんではないか。あるいはより長い回送運行をしっかり削減をするということができる。あるいはその運転士の待機というものをより合理的に行える。その仕業――これは乗務員の運転手の仕事の中身ですけれども、これが組めるといったような一定の条件を備えた場所や路線、あるいはダイヤを選定できるように研究を進めていくことが、必要だというふうに考えてございます。 まずは今のチャレンジ的にやっております元町1丁目での試行結果、これは丁寧に検証していきたいというふうに思ってございます。その成果と課題をしっかり見極めた上で、今後の展開については判断をしていきたいというふうに考えてございます。 回送率の縮減というのは、これは我々直営・委託含めて市バス事業全体を運営をしてございますけれども、事業全体の課題でございます。 地下鉄の駅構内ということに限定をせずに、ターミナル、あるいは主要な停留所というものを含めて条件を備えた場所や路線、ダイヤというものを幅広く検討して、実施の可能性、これ経営改善に資するという意味での実施の可能性を引き続き探ってまいりたいというふうに考えてございます。

【要望】平野委員 実施してみて初めて見えてきた課題があり、今後の展開に向けた検討の材料になると思います。回送率を削減したいとの思いから提案しましたが、例えば元町1丁目でもう1台停車できるスペースがあれば違った結果になったかもしれません。ダイヤや運転手の移動状態も含め、様々な場所のロケーションを複合的に考えていけば新たな展開が見込めるため、引き続き進めていただくよう要望しました。

3. 遠隔点呼の取組について

【質疑】平野委員 10月から北町操車場で実施される遠隔点呼の取組について、事前準備の状況や、想定される改善効果、また他の施設への展開の考えについて質疑しました。

【答弁】児玉交通局副局長兼自動車部長 この遠隔点呼の実施に関する機器の調達について、現在、公募型のプロポーザルによりまして、この事業者の選定を進めているというところが足元の状況でございます。 この10月には北町操車場でまずは試行的に実施をしたいというふうに思ってございまして、運転士あるいは運行管理者とともにその機器操作――何せ初めて見る機械でもございますので、遠隔点呼の実施手順といったようなものを、習熟と本格実施に向けた課題確認、その解決といったような準備を進めてまいりたいというふうに考えてございます。来年4月には本格実施というところに入っていきたいというふうに考えているところでございます。 この遠隔点呼でございますけれども、運行管理の適正性というものをしっかり保ちながら、合理的な運行管理体制を構築するということが目的でございます。運行管理の質の維持、安全性が確実に担保されることを前提に導入を進めてございます。 この北町操車場、これは出先でございますけれども、こういったところでの出退勤点呼において営業所本所の運行管理者がリモートで点呼をするということで、これは本所とこの出先が同じレベルで運行管理ができるということで、加えて人員配置の効率化が図れるものというふうに考えてございます。 この遠隔点呼というのは全て機器によってやるということもございますので、例えばそのアルコールチェックの測定結果でありますとか、あるいはその点呼の記録そのものを電子的に管理をするということにもつながるわけでございまして、これは記録の正確性や保存性向上というものもメリットというふうに感じておるところでございます。 まずは北町操車場におきまして、新たな技術を用いながら運行管理体制をしっかりと確立をいたしまして、その運用状況や課題への対応、導入効果の検証を行うということを進めていきたいというふうに考えてございます。その上でほかの施設への展開など、我々が得た知見を踏まえながら、段階を踏みながら検討を続けてまいりたいというふうに、現在、考えているところでございます。

【再質疑】平野委員 将来的に実績を積み、他のエリアでも遠隔点呼ができればさらに効果的になると思いますが、その見通しについて伺いました。

【答弁】児玉交通局副局長兼自動車部長 まさにおっしゃるとおりでございまして、ただいま我々は来年度からその営業所の運営管理についてもエリアマネジメントというような考え方を1つ持って進めていこうというふうに思ってございます。なかなか規模が今はっきりと見えない中ではありますけれども、大きな営業所、あるいは拠点から、その小さな出先に対して同じ運行管理者が対面で、あるいはリモートでやるというのは、当然意義のあることだというふうに思いますし、その運行管理者の業務の平準化というようなこともテーマではありますけれども、今後どういう形で展開をしていけるのか。これはまさに人件費でありますとか経営改善効果につながるところでもありますので、安全性ということはしっかり担保しなければいけませんけれども、そういった課題出しも含めて、この北町操車場からしっかりと始めていきたいというふうに考えているところございます。

【要望】平野委員 遠隔点呼が実施できれば、運転手の乗務交代においても幅広く対応できる形となり、経営改革が一歩も二歩も前進します。安心・安全な運行を第一とした上で、効率的な複数拠点での展開に期待すると要望しました。

4. 市バス9系統の実証実験について

【意見】平野委員 10月から、市バス9系統の東山町回りの実証実験が予定されています。この実験では、新設する東山町バス停で1日平均96名以上、1便平均6名以上の乗降者数が目標とされています。1キロのルート延長により年間500万円の運行コストがかかるため、これを基準に設定されたと聞いております。

【質疑】平野委員 この算定の考え方でよいのか確認するとともに、地域からの多様な要望や相談を受け、交通局としてこの実証実験を実施するに至った背景と、取組に対する思いを伺いました。

【答弁】児玉交通局副局長兼自動車部長 この東山町回りというものを継続的に運行するために、この実証運行に伴って発生をする追加経費を賄える収入が確保できるのかどうか。それだけの需要があるのかどうかということを見極める必要がございます。ここでしっかり需要があるということになれば、本格運行につながっていくということでございます。 御紹介いただきましたけれども、追加経費1キロ往復をするということでございますので、年間500万円ぐらいの経費がかかるというのは御紹介いただいたとおりでございまして、これをお客様お一人当たりの平均支払い額、運賃をお支払いいただくわけですけれども、割り戻すと、やはり必要となる御利用水準として東山町バス停での乗り降りですね、が、1便当たり6名以上、1日16便で1日当たり96名以上の方々に乗り降りをしていただきたいと、これが必要だというふうに設定をしたというものでございます。 この算定の考え方というものを分かりやすいものとすることで、その地域の皆様でありますとか、あるいは商店街の方々にも御理解をいただきながら、その目標をぜひ地域の皆さんと共有をして、一体となって、利用促進に取組を進めていただきまして、その達成を目指す指標として設定をさせていただいたということでございます。 この今回の東山町回り実施に至る経緯でございますけれども、2024年――令和6年でございますが、4月に兵庫・長田エリアで路線見直しをやらせていただいた。このときに9系統を兵庫区の南部で循環をするようなルートへ見直しをさせていただいたということに伴って、この東山町や兵庫区役所方面へのルートが湊川公園で折り返すという形になりましたので、ダイレクトになくなったということでございます。 これについて地域の方々から、このそうれん道というこの街路でございますけれども、これを転回するルートの御提案を頂戴をして実施に向けた検討を進めてきたということでございます。 今回のようなこのそうれん道のような街路を活用して大型バスをUターンさせるというような運行形態、歩行者の方々、あるいは一般車両との交錯、路上駐車の影響、安全な走行環境の確保という意味で慎重な検討が求められる一方で、そのバスの走行の効率性とお客様の利便性の両立が図れるような工夫でもあるというふうに捉えているところでございます。 バスの転回地というのは必要なんですが、既成市街地で用地確保というのは非常に難しい状況でございます。今回の取組というのは大きく迂回することなく、短距離で転回をできるということでございますので、運行経費の増加、あるいは走行効率の低下を極力抑えながら、東山商店街あるいは兵庫区役所への直接アクセスいただけるといった地域のニーズにもお応えできる路線設定が可能になったものというふうに捉えてございます。 ただこのそうれん道でございますけれども、もともと大型車両通行禁止規制というのがございました。大型バスの通行を前提としていない道路であったということもありまして、この交通規制の見直しでありますとか、路上駐車対策、あるいは走行環境の確保、警察等の関係機関はもとよりなんですけれども、何よりも沿線住民の皆様の多大な御理解と御協力をいただいて、この10月からの3か月の実証実験の実施に至ったというふうに捉えているところでございます。 なかなか市バス事業が非常に厳しい状況でございますけれども、こういった地域からの具体的な御提案あるいは行動を起点として、新たな利用需要の創出、利便性向上に向けた実証実験に踏み出すということについては、我々も大きな意義があるというふうに感じているところでございます。 一方でその限りある運転士と車両をより適切に配分をして、需給バランスを取りながら、この厳しい市バス経営局面を乗り切ろうとしていく中で、この実証運行に充てる資源量の見極めというのが当然ながら必要であって、やはり先ほど申し上げましたとおり、その運行経費に見合う御利用がなければ、収支が確保できなければなかなか難しい。地域主体で需要の取組や創出に取り組んでいただけることが不可欠だというふうに考えているところでございます。 こうした要件を備えたような御提案がありましたらほかの地域においても、路線の見直しや新たな移動手段の検討にも可能な範囲で生かしていきたいというふうに考えているところでございます。

【意見】平野委員 厳しい経営環境の中、地元の皆様の要望を受け止めて実証実験に踏み込んでいただいたことに感謝します。ノルマを達成するためには、まず多くの方にバスが停まることを認識していただかなければなりません。

【再質疑】平野委員 1便当たり6名というノルマの進捗状況を、区民や市民にどのようにお知らせしていく考えか伺いました。

【答弁】児玉交通局副局長兼自動車部長 こういった目標を立てる以上は、現在足元がどうかっていうのを、やはりきめ細やかにお伝えをしていくっていうことが必要だろうというふうに考えてございます。 例えば先月どうでしたというような、そんな単位ではなくて、もう少し短いスパンで、例えば先週の御利用はどうであった。今、おかげさまで目標はクリアしていますとか、この調子であれば、順調ですとか、あるいは非常に厳しい状況ですといったようなことも含めて、なるべく短いスパンで、そうは言っても毎日というのはなかなか難しいところもございますけれども、可能な限り極力短いスパンでお伝えをすることで、より先週、厳しかったようだから、今週みんなでしっかり使おうかというような機運につながっていければ、そういったようなことができればというふうに考えてございます。

【要望】平野委員 実施するからには、地域の皆様と一緒になって進めている姿勢を見せていく必要があります。順調すぎると安心感を持たれてしまう懸念もあり見せ方が難しいですが、適切な発信をお願いします。また、今回の事例を参考にして、他エリアでも効率化が図れるマッチする形があれば検討を進めるよう要望しました。

5. 地下鉄海岸線の利用促進について

【意見】平野委員 地下鉄海岸線は過去最高の乗車人員を記録しました。沿線企業の通勤利用や、ノエビアスタジアムでのサッカー・大型音楽イベントが大きく貢献しています。ノエビアスタジアムは座席下の空調が改善され、2年後には全館空調となるため、イベントの快適性が大幅にアップし、季節を問わず誘客できる見込みが増えます。

【質疑】平野委員 今後、ノエビアスタジアムを活用したイベント連携や、ヴィッセル神戸との連携促進についてどのように取り組んでいくのか伺いました。

【答弁】梅永交通局副局長 ノエビアスタジアム神戸でございますけれども、これ毎年大体20試合ヴィッセル神戸のホームゲームを行っていただいておるというところと併せまして、理事のお言葉にもございましたけれども、最近では、大規模な音楽イベント、これを開催されておりまして、2024年度は12万人、今年度に関しては6万6,000人ということで、かなり多く海岸線を御利用いただいてございます。サッカーの試合と併せまして、こういったイベントにおきましては、利用者増、また収入の増ということで、大変大きく寄与していただいているところでございます。 これまでもこうしたイベントに合わせまして、例えば御崎公園をヴィッセル神戸のチームカラーでありますクリムゾンレッドに変えて装飾しているといったようなことでございますとか、音楽イベントのときには、出演するアーティストのフォトスポットなんかを主要駅に設けたり、音楽を、この駅のほうで楽曲を流すといったようなプロモーション、こういったことをさせていただいておるところでございます。 こういった取組は、やはりお越しになられるお客様が喜ばれるというのは当然なんですけれども、やはりまちを挙げてイベント開催というものを歓迎をしているという、そういったような機運を、主催者側なりそういった運営するところにも伝えていくということで、やはり今後、さらにイベント誘致が図れるのではないかということを考えてございます。 理事のほうからお話がございましたように、空調の改修ということもされたということで、そういった点でもさらに快適な観覧環境、そういったものが整えられたと思いますので、まちを挙げての歓迎といったムードと併せまして、連携を進めてさらに利用促進に努めてまいりたいというふうに思ってございます。

【要望】平野委員 ヴィッセル神戸の方からも、空調改善に伴いコンサート等をどんどん呼んでいくと伺っています。令和6年の大規模音楽イベント時の運行実績を生かし、今後のイベント増加時には地下鉄やバスの運行を視野に入れ、乗車人員をうまく取り込んで経営改善につなげてほしいと要望しました。また、水曜日の定時退社時間帯における和田岬駅での安全運行にも引き続き努めるよう求めました。

6. 遊休資産の活用について

【意見】平野委員 伊川谷用地や須磨区古川用地などの大きな土地の利活用も重要ですが、地下鉄の各駅が単なる通過拠点になっていると感じています。湊川公園駅前のマルシン市場の出店のように、駅改札前の倉庫などアクセスの良いスペースでニーズにマッチした利活用を行えば、収益に貢献できます。

【質疑】平野委員 局内でも資産状況をしっかりと把握・調査し、ニーズ調査も行うことで戦略的に活用できると考えますが、どのようにお考えか伺いました。

【答弁】梅永交通局副局長 駅構内の未利用スペース、これを有効に活用するようにというのは、以前より理事のほうから指摘をいただいておるところでございます。それを踏まえまして、我々のほうでもやはり営業部門だけじゃなくて、経営、また高速鉄道部、それら組織横断的に情報を共有していこうと、そういう必要があるということで、駅施設等の有効活用推進ルームという、こちら庁内の情報共有ツール、チャットラックの中にそういった場所を、高速鉄道部長をトップとして立ち上げをさせていただいてございます。今その中で、各課の課長級メンバーが、未利用のスペース、そちらの情報でありますとか、それの活用の可能性、そういったことの意見交換、協議等を随時行う形を今進めてございます。 こうした取組もありまして、2025年11月には全国で初めて冷蔵対応のフードロスロッカー、これが西神中央駅に設置できましたし、また2026年――今年8月には三宮駅にも設置、今後もそういった情報交換等含めて、設置の拡大を考えておるところでございます。 それと併せましてお話もありましたけれども、湊川公園駅で実施されておりますマルシンマルシェ、こういったことのように、やっぱり駅利用者の利便性向上、そしてにぎわいの創出、そういったようにつながるような、そういった活用ニーズ、こういったこともさらに把握に努めていきたいというふうに考えてございます。 いずれにしましても、引き続き有効活用することは収益にもつながりますので、営業部門、経営部門また高速鉄道部一体となりまして、組織横断的に取り組んでまいりたいというふうに思っております。

【要望】平野委員 本業に比べれば資産の有効活用は微々たるものかもしれませんが、場所を活用することで人が集まり、結果的に市バスや地下鉄に乗っていただく方が増えるはずです。機械のダウンサイジングで空いたスペースや、天候に左右されない駅構内の利点を生かし、子育て支援などのニーズも踏まえて議論と調査を行うよう要望しました。

7. 市バス路線の見直しの方向性について

【意見】平野委員 将来にわたり持続可能な市バス路線を維持するため、毎年のように見直しが進められており、来年度もしあわせの村や灘・中央エリアなどでの見直しが予定されています。

【質疑】平野委員 局として、どこまでこの路線見直しを進めていく方針なのか伺いました。

【答弁】城南交通局長 御存じのように市バス事業というのは、経費の増加、そして資金不足比率の悪化、これに加えまして今後10年で運転士の半数が定年を迎えるという、かつてない厳しい状況にございます。本当に何も手を打たなければ、ある日突然運行が立ち行かなくなるおそれがあるという、こういうことから交通空白地を生じさせないということを前提に、需要に見合った持続可能な運行規模への計画的な見直し、これを現在進めていくというところでございます。 本市の強みでございます鉄道網、これを最大限に生かしまして、市バスはフィーダーとしての役割、これを担うこと、ここを重点に置いているところでございます。こういった鉄道との役割分担が図れて、全市的に需給バランスが取れた、こういったサービス、バスサービスを提供する、これが実現することが、一連の見直しの到達点であるというふうに考えているところでございます。 まずは現在進めております各エリアの見直し、これを着実に進めることが重要と考えておりまして、引き続き御利用の実態を検証しつつ、市民の皆様の生活の足の確保と効率的で持続可能な公共交通ネットワークの構築、これにしっかりと取り組んでまいりたいとこう考えております。

【意見】平野委員 65系統について、継続しつつ運行本数を適正化するという判断をいただいたことに感謝します。

【再質疑】平野委員 65系統の運行本数の適正化は、現状と比べてどの程度の状況で検討されているのか伺いました。

【答弁】児玉交通局副局長兼自動車部長 現状、65系統については、大体今、日中1時間に2本程度の運行してございます。実際の2タッチデータ等々で需要状況を見ながら、この65系統については、ほぼ同じルートで阪急バスさんの運行もあるということでございますので、これを阪急バスさんの輸送力も含めて、どのぐらいを維持するのが適正なのかということを今いろいろ検討をさせていただいているというところでございます。 現状、需要よりも少し供給が上回っているというのはこれ事実でございますので、これは日中の時間帯についてはもう少し便数としては適正化、つまり減便の方向に進むのかなというふうに思ってございます。

【意見】平野委員 阪急バスとの連携に際しては、傾斜地等での乗降時にエアサスペンションのない車両では負担が大きいといった現場の利用者の声もぜひ伝えていただきたいです。 また、路線の見直しや便数調整に当たり、2タッチデータの利用実績で判断していることは承知していますが、今後はまちづくりについてもアンテナを伸ばし、幅広い視点で取り組むべきだと考えます。

【再質疑】平野委員 将来の需要変化を見据えた幅広い視点での取り組みについて見解を求めました。

【答弁】児玉交通局副局長兼自動車部長 これまで私どもは、現状の御利用がどうかというそういう意味での需要と供給の乖離というものを是正をしていこうというところで検討を進めてきた、取組を進めてきたところでございますけれども、この現状の利用実績だけにこだわってしまうと、なかなか将来の需要まで見切れないんじゃないかというのは、そういう認識はございます。 市バス路線そのものはまちの活性化でありますとか、あるいはにぎわいづくりというものにも関わるようなインフラでもございますので、これまでも一定意識をしてきているところでございますけれども、この利用実績の分析に加えまして、路線の周辺状況でありますとか、あるいは本市のまちづくりの方向性、人口動態の将来推計、これいろんなところで試算出てございます。こういったようなところからも情報を得ながら、需要予測に反映させていく必要があるというふうに考えてございます。 都市局でありますとか区役所、都市局はそういったところの情報を非常に多く持っておりますし、区役所はやっぱり地域に非常に精通されているということがありますので、庁内関係者との連携をさらに積極的に、これまでももうやっておりますけれども、積極的に図りながら、将来を見据えた路線網ということも、我々の中でしっかりイメージをしていきたいというふうに思ってございます。

【要望】平野委員 市場の動向やワンルームマンションの増加、小学校の児童数の推移などの情報を企画調整局が持っています。こうした情報を活用し、AI等も利用することで、最適なバス路線や地下鉄運営につなげていくよう要望しました。

8. 将来の公営交通を担う人材の確保と育成について

【意見】平野委員 他都市や民間との競争が激しくなる中、人材確保は事業継続の核です。また、人口減少が進む中で同規模の人員体制を維持することが困難になるため、採用等の人員確保策と、省人化を含めた体制検討という2つの側面で人員計画を検討する必要があると考えます。

【質疑】平野委員 市バスの運転手、駅係員、技術系職員の充足状況はどのようになっているか、また2つの側面での人員計画の検討について伺いました。

【答弁】城南交通局長 職員の採用でございますけれども、これは定年退職者等の人数、これを考慮した上で、翌年度の事業運営に必要な人員、これが充足できるように採用計画を立てまして、例年、春・秋の2回、選考試験を実施しているところでございます。 ここ数年の状況でございますけれども、一定の受験者数、採用数は確保できておる状況でございます。一方で今後さらなる人口の減少や、あと市バス運転士におきましては50歳以上の職員、これが約半数を占めておりまして、より多くの退職者が見込まれること、これを踏まえますと、将来的に安定的に事業を継続していくためには理事の御指摘のとおり、人材確保と省人化を含めた業務の効率化、この2つの側面から、人員計画を検討することが必要であると考えているところでございます。 人員確保につきましては、選考方法の見直しとか改善に取り組みまして、応募の門戸、これを広げてきたところでございます。あと省人化を含めました業務効率化でございますけれども、まず高速鉄道におきましては、この1月から西神・山手線のワンマン運転、これを開始いたしました。また、2028年――令和10年からは谷上を除きます全駅で駅務遠隔システムを導入いたしまして、この駅務業務の効率化、これを進めていく予定でございます。また、自動車の事業におきましても乗降データの活用、またAIシステム、これの活用等によりまして、バスの運行計画、これの最適化・効率化、これを進めてまいります。 また、今年度より運行管理者の効率化を目指しまして、北町操車場で遠隔点呼の試行実施、これを予定しておるところでございます。 今後も安定的な人員確保策と業務の効率化の検討を進めまして、2つの側面での人員計画を立てていくことで、持続可能な運営体制の構築に、これに努めてまいりたいと考えております。

【意見】平野委員 市バス運転手の採用選考から年齢制限を撤廃する動きがありますが、高齢化が進む中では一時的な対策になりかねません。

【再質疑】平野委員 この先を見据えた対策も含めて検討すべきだと考えますが、いかがか伺いました。

【答弁】梅永交通局副局長 このたび市バス運転士の年齢要件の緩和、これまでも年齢要件の緩和を進めてきておりますけれども、やはり大型2種免許の保有者、これがやっぱり50歳以上、これが85%ということでございますので、そういった幅の保有者の多い年齢層、そういったことも見据えまして、このたび、これまでの50歳未満というところから定年年齢未満まで引上げをさせていただいたところでございます。 こちらに関しましては理事から御指摘ありましたように、やはり上げたときの効果はあるんですが、その後、継続的にあるかどうかといった、そういう一時的な面であるとか、やっぱり運転士自体の高齢化がさらに進んでいくんじゃないかという、そういった可能性、それはもちろんございますので、こういった取組と併せまして、やはり若年層を積極的に採用していける、そういった取組っていうのが重要というふうに我々考えてございます。 これまでもですね、若年層の取り込みという意味では、大型2種免許未所持者を対象とした免許取得見込み枠、こういったことを設けたりですとか、いわゆる免許を持っていない者を会計年度任用職員として採用した上で、給与を受けながら教習所で免許を取得する養成枠、こういったようなことで、そういう枠を設けることで取組を進めてきたところではございます。 やはり、ただ全国的に大型2種免許の保有者が減っているという状況の中で、できるだけ幅広く多様な方が応募できる選考制度、これさらにいろいろとどうすればいいのかというのを考えていかなければならないというふうに考えてございます。 まずはですね、今いろいろと養成枠、そういったことの紹介のPRでありますとか、さらに就職セミナーも積極的に参加して勧誘に努めておるところでございますので、こういった対応を行いながら、さらに人材確保策、新たなものがないかというのを引き続き検討してまいりたいというふうに思ってございます。

【要望】平野委員 幅広い年齢層から募集を行い、中長期的な人材確保に努めていただくよう要望しました。

9. 重大事故防止に向けた取組について

【意見】平野委員 市バスの重大事故再発防止として、ドライブレコーダー(デジタルタコグラフ)を活用した操作情報の把握や、アイトラッキングシステムを活用した研修など新たな取組が進められています。

【質疑】平野委員 これらの成果と効果についてどのように考えているのか、また有責事故の防止に効果が出ているのか伺いました。

****【答弁】児玉交通局副局長兼自動車部長 2019年4月に市バスは重大事故を起こしております。絶対にああいうことを二度と起こさないというのは、我々強い決意で日々望んでおるというところでございます。 今、御紹介いただきましたデジタルタコグラフ、これは運転士の日常の毎日毎日の1つ1つの乗務を積み重ねるというところでございます。アイトラッキングシステムというのは、定期的に研修に来たときに装置をつけてですね、まさに運転士の目線がどこを向いているのかというようなことをしっかりと把握をする。これ共通して言えますのは、どちらも運転士の操作を見える化するということでございます。デジタルタコグラフでは、毎日営業所に帰るごとに今日のあなたの運転は何点でしたという点数が出るようになってございます。昨日は95点だった、今日は100点だった。やはり、その100点を目指してっていうところをしっかり促していく。 あるいはそのアイトラッキングシステムでもって、本来、今は右を見なきゃいけないタイミングなのにしっかり見れてないよねといったような、具体的な行動改善を促すというようなところへつなげていくということが、一つ言えるかというふうに思ってございます。 従来の指導教育というのは事故は起こしちゃいけませんよとか、気をつけましょうねといったような非常に定性的なものが多かったんですが、このデジタルタコグラフあるいはアイトラッキングシステムという具体的なデータを示しながら、あなたのここをこうしてほしいとか、これがこうできたらもっとよくなるといったようなことを、具体的に本人に気づかせながら、改善を促すということが今できているんではないかと、こういうことが今進んでいってるのではないかというふうに思ってございます。 有責事故の推移でございますけれども、2023年度有責事故件数としては、残念ながら91件の発生がございました。翌2024年度には74件、2025年度には80件ということで、現在も発生をしておるわけでございますけれども、この中で、直営業所では2023年に50件、翌24年度には38件、直近の2025年度では22件ということで、おかげさまで減少傾向にあるということでございます。 一定、我々直営のほうで効果が出ておりますので、これ委託先にもしっかり情報提供しながら、ともにこの事故を1件でも減らすという努力を進めてまいりたいというふうに考えてございます。

【要望】平野委員 運転手の癖を本人に気づかせる仕組みが事故防止につながります。時間を守る意識と事故防止のバランスを見極めながら進めていただくよう要望しました。

10. 技術職員の人材育成、技術継承について

【意見】平野委員 市バスの整備士や鉄道保守部門は専門的な知識・技術を必要とします。人材確保だけでなく、計画的な人材育成、技術継承、そして新技術の研究・習得が必要不可欠です。

【質疑】平野委員 ベテラン職員の経験や技術をどのようにデジタル化・見える化し、組織として次の世代に渡していくのかを含め、どのような取組を行っているのか伺いました。

【答弁】三杉交通局高速鉄道部部長 安全・安心な運行を維持するためには、計画的な人材育成と技術継承、新技術の研究、習得などが重要であると認識しております。 まず、高速鉄道部門なんですが、OJTや専門研修に加えて、職員のスキルを見える化した技師職スキル職員習熟度管理表というのを活用して、計画的な育成を進めております。また、大手鉄道事業者の架線関係の専門研修への参加によって、実践的な技術を習得しております。 新技術では、営業列車でレールの変位量を測定する軌道変位モニタリング装置の導入や、カメラとAIを活用した車両外観検査の実証試験にも取り組んでおります。 次に、市バス整備部門なんですが、車体エンジン等の大規模修繕や、民間バスでは技術的に難しいエンジン乗せ替え整備の受託、毎月の民間委託営業所の工場も参加する連絡会議での故障事例等の共有などを通じて、技術力を上げる取組を進めております。 また、メーカー等からの技術情報収集や外部研修による新技術の習得、整備・点検情報や整備マニュアルのDX化を進めております。 今後とも外部の知見とか新技術を取り入れながら、人材育成、あと技術継承というのに着実に進めてまいりたいと考えております。

【要望】平野委員 安全運行には絶対的に必要ですが、手間をかけすぎて効率化が図れなくなることのないよう、引き続きの取組を要望しました。

11. 安心・安全な運行の確保について

【意見】平野委員 トンネル内のモルタル剥落に対し緊急点検を実施されていますが、50周年を迎える西神・山手線全体のインフラを改めて見直す機会と捉え、計画的な保全・更新につなげていただきたいです。

【質疑】平野委員 地下鉄施設では地下水などの湧き水が発生しやすい状況にあると思いますが、その対策をどのように行っているのか。また、他都市での道路陥没事故などを踏まえ、建設局と情報連携を行って局横断で対応すべきと考えますが、いかがか伺いました。

【答弁】繁田交通局高速鉄道部長 地下鉄のトンネルの漏水に関しましては、定期的に点検を実施していまして、その漏水、湧き水発見次第原因を調査して、必要な対策を取ってます。 御指摘のように他都市での道路陥没事故、こういうのを踏まえますと、道路、地下鉄、上下水、これらの管理者が連携しながら早期発見、対策することが重要だと考えています。 当局の点検の中で水量が多い漏水など、普通とは違う漏水を発見した場合は、直ちに上下水道環境部局に確認をお願いしまして、対策を講じることがあります。過去こういった連携で陥没事故を未然に防いだという事例も確かにございます。 また、道路管理者である建設局が、道路陥没事故の未然防止を図るために、道路の空洞調査を実施していますけれども、こういった調査に対してもですね、交通局も費用負担する形で参加して、道路全体の健全性について協力しております。 いずれにしましても、インフラの老朽化が社会的な問題になっている中、交通局も含めて、市長部局の中で横で連携しまして、しっかり複数の目で異常を見逃さない、そして少しでも陥没事故を未然に防ぐ、この対策を取り組んでいきたいというふうに考えております。

【要望】平野委員 湊川公園駅の階段や、都市局所管である神戸駅南側のデュオこうべ等でも漏水や湧き水が発生しています。湧き水が水路を作り、将来的な陥没につながる可能性もあるため、建設局や水道局ともしっかり連携していただくよう要望しました。

12. 災害時における公共交通の役割と備えについて

【意見】平野委員 熊本地震や各地での豪雨水害など、大規模災害への危機感が高まっています。阪神・淡路大震災の際も、市バス・市営地下鉄がいち早く運行開始し、市民の足として災害復旧に大きく貢献しました。

【質疑】平野委員 市民の足を守る公共交通機関として、自然災害の対応についてどのように備えているのか伺いました。

【答弁】城南交通局長 我々公共交通機関といたしまして、自然災害発生時におきましても、可能な限り輸送機能を維持すること、これが重要であるというふうに認識しておるところでございます。このため施設の耐震化や防災設備の充実といったハード対策に加えまして、各種規程類の整備、防災訓練の実施など、災害発生時に迅速かつ的確に対応できる体制、この構築に努めておるところでございます。 これらの平素から取り組んでおりますこのハード面や、規程類の整備、また防災訓練の実施、これを確実に行いまして、また阪神・淡路大震災で得た経験、教訓を生かすことが、この早期の輸送回復機能、輸送機能の回復につながるものと考えているところでございます。 気になりますのが、最近理事の御質問にもございましたけれども、線状降水帯など突然の豪雨による冠水とか、内水氾濫など、従来の想定を超える災害が全国各地で発生しております。また、新たに防災気象情報の運用が始まりまして、事前の避難などが促されることが周知されるようになりました。こういったことを踏まえまして災害の発生よりも前に計画運休などの運行計画を早期に判断をして、広くお知らせすることが、今後、重要になっているのではないかというふうに認識しております。 ただ、当局の現状の規定では、風が一定を超えたとか、浸水があったとかという、この際の判断基準がございますけれども、事前の判断基準というのは定まっておりません。そのため、災害に対する事前準備や予防の在り方について、今後、検討する必要があるというふうに考えております。 名古屋での豪雨災害というのも事例がございました。こういった同業他社での事例や知見、これを幅広く収集いたしまして、今後、的確な対応が取れるように検討を進めてまいりたいとこう考えております。

【要望】平野委員 雪の際にも市バスが安全に待機している姿を拝見しています。これからも市民の安心・安全を守りながら経営改善に努めていただくよう要望しました。

神戸市:決算特別委員会の会議結果(2026年)

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