令和8年7月27日 外郭団体に関する特別委員会【山下てんせい委員による質疑】

外郭団体に関する特別委員会において、教育委員会関係(一般財団法人神戸市学校給食会)、地域協働局関係(公益財団法人神戸国際コミュニティセンター)、福祉局関係(公益財団法人神戸市民福祉振興協会)の各事業概要や取り組み状況について報告が行われました。この内容について、当会派の山下 てんせい委員が詳細な質疑をおこないました。

1. 学校給食における食材調達の柔軟性について

【質疑】山下委員 学校給食の食材調達が物価高騰によって非常に厳しさを増しています。給食では基本的にホルスタインの雌肉(子どもを産んでいない柔らかいお肉)を中心に調達していると聞いていますが、業界の方から「経産牛のホルスタイン肉も導入を検討してほしい」という要望があったと以前共有させていただきました。その後、団体の中で議論や話が前に進んでいるのか、現在の状況をお伺いします。

【答弁】藤井副局長 生肉(牛肉スライス)の仕様は現在「国産のモモ肉の赤身90%以上、ただしホルスタインの雌を除く」と定めております。これは子どもたちに柔らかくて新鮮で美味しいものを提供したいという考えのもと提供を始めております。神戸食肉事業協同組合様からのご要望についても意見交換をさせていただいており、内部で検討を行っているところです。生肉導入の趣旨を踏まえつつ、安定的に量が確保できるのか、献立に対応できる質であるか注視しながら、引き続き同組合と協議を継続していきたいと考えております。

【意見】山下委員 業界の要望にしっかり耳を傾けていただき大変ありがたく思います。食材の調達は机上でそろばんを弾いて把握できるものではなく実態があります。子どもたちに柔らかい生肉に触れさせたいという希望はわかりますが、業界の方の意見を聞くならば、調理の仕方や工夫でどうとでもなるという背景もあるかと思います。

【要望】山下委員 そういったことも踏まえ、食材調達の柔軟性をしっかり念頭に置いていただき、無理のない調達となるようよろしくお願いいたします。

2. 多文化防災リーダーの育成とメディアPR、資金調達について

【質疑】山下委員 多文化防災リーダーの育成プログラムについて、マスコミへの取材はどれくらいあったのでしょうか。先日、市民救命コースの研修を行ったという報道を見かけ、水色のビブスをつけて活動する非常に素晴らしい取り組みだと感じました。テレビやラジオ等のメディアへ積極的なPR(売り込み)をもっと頑張るべきだと思いますが、何か不安な点はありますか。

【答弁】東事務局長 正確な数字は手元にございませんが、新聞記事やテレビ番組でも取り上げていただいている状況です。こうした機運を逃さず、我々からも積極的にメディアの方へ働きかけていくといったことを進めていきたいと考えております。

【意見】山下委員 今後の防災庁の誘致を考える上で、神戸ならではの強みとして「外国人も救命に携わっている」というところをしっかりPRし、内外にお示しいただきたいと考えます。

【要望】山下委員 また事業継続のためには、企業版ふるさと納税等も含めた資金調達にも力を入れる必要があります。外国人支援が前面に出ると企業からの賛助が難しい面もあるかもしれませんが、「地域の防災を守る」という別の観点からメリットを提示し、企業への働きかけをしっかり行っていただくよう要望します。

3. 心のアート展におけるアーティストの自立支援とギャラリー機能について

【質疑】山下委員 先日、しあわせの村本館2階の「心のアートギャラリー」で開催されていた『十人十色展』を拝見し、作品の熱量に非常に心を動かされました。しかし、レストラン近くの人通りがあまりない場所での展示で、非常にもったいなさを感じました。人が来るのを待つ展示から脱却し、より多くの方に関心を持ってご覧いただける仕組みや、新たなアーティスト発掘に繋がる工夫が必要だと考えますが、今後の展開についてお伺いします。

【答弁】赤枝常務理事 環境改善として村内放送や案内看板の工夫を行うとともに、本展会期中にはミュージシャンを公募し、音楽とアートのコラボレーションイベント(心がとまるミニライブ)などを実施いたします。また、しあわせの村以外の市街地やショッピングモール等の外部会場での巡回展やワークショップ、支援者対象のセミナーなどを企画し、より多くの方に魅力を発信したいと考えております。

【質疑】山下委員 非常に有意義な事業ですが、単なる鑑賞や福祉的支援で終わらせず、作品を販売したいアーティストと購入希望者をマッチングする「ギャラリー機能」が必要ではないでしょうか。アーティストとしての自立支援に向けた取り組みはいかがですか。

【答弁】赤枝常務理事 現在、購入の申し出を受けた際はアーティストとの個別連絡をお取り次ぎしております。過去の入選者である木下光希さんが大丸松坂屋百貨店での個展や大阪・関西万博でのグッズ販売など目覚ましい活躍をされており、ドキュメンタリー番組放送時には協会のWebサイトへの問い合わせも増加しました。今後、Web上での作品購入の仕組みについても勉強してまいります。

【要望】山下委員 Webはあくまで入口であり、実際に足を運んで見て初めて動く心もあると思います。地下鉄沿線のイベントでのクローズアップや、テレビ・ラジオ等のメディアなど、作品に興味がある方へ積極的にアプローチする仕掛け(告知)が肝要です。公益財団法人であっても、アーティスト1人1人にとっては大切な営業活動になりますので、機会を増やすお手伝いをしっかり考えていただくよう要望します。


自由民主党神戸市会議員団・無所属の会として、子どもたちの健やかな成長を支える学校給食の充実と、多様な人々が活躍し助け合える地域社会の実現に向けて、引き続き力強く推進してまいります。

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