新バスターミナルビルの完成に向けたPR戦略や工事中の災害対策、および神戸未来都市機構の海上アクセス事業のプロモーション展開に関する議論がおこなわれました。この内容について、当会派の植中美貴子委員が質疑をおこないました。

1. 神戸三宮ツインゲートビルの積極的なPRと情報発信について
【質疑】植中委員 三宮再開発に伴う工事で市民に不便をかけている中、令和9年12月の竣工時に「待っていて良かった」と実感していただくためにも、完成までの過程における積極的な情報発信と魅力の発信がさらに必要と考えますが、見解を伺いました。
【答弁】今井部長 これまでも広報誌やデジタルサイネージ、仮囲いを活用した掲示などを行ってきました。ホテルやオフィスの入居企業からも魅力的な発表がされています。今後はSNSなどを通じ、市だけでなく事業者やテナントと連携した効果的な情報発信を検討してまいります。
【意見】植中委員 市民がインターネットで「三宮 新ビル」と検索してもJRの新駅ビルの情報が出てきてしまい、「神戸三宮ツインゲート」という正式名称を知らなければ情報にたどり着けないという分かりにくさがあります。また、工事壁面のイメージ図についても、通行人は急いでいるためじっくりと細かい文字まで読まれていないのが現状です。そのため、検索時にスムーズに情報にたどり着ける工夫や、壁面の掲示は細かい説明よりもインパクトがあり直感的に分かりやすいものにするなど、市民の目に触れる形での発信を強化していただきたいです。

2. 建築中ビルの災害対策について
【質疑】植中委員 地震発生に対する安全対策として、現在建築中の超高層ビルにおいて、施工中の揺れへの対応をどのように実施しているのか伺いました。
【答弁】今井部長 設計段階から制振構造を採用しており、現在鉄骨の組み立てと並行して揺れを吸収する装置も既に設置し、工事中であっても耐震性能が発揮できるようにしています。タワークレーンの補強や、地震発生時の作業中断マニュアルも整備し、安全確保に努めています。
【要望】植中委員 作業員の方々が安全に作業に臨めるよう期待するとともに、他都市での商業施設事故を教訓に、同様の事故が起きないような対策を講じていただくよう要望します。
3. 海上アクセス事業(ベイ・シャトル)の外国人向けプロモーションについて
【質疑】植中委員 令和7年度に外国人乗船客数が過去最高となったことについて、具体的にどの国・地域を対象にどのようなプロモーションを実施したのか。また、運賃割引制度を終了した後も、どのように乗船客数を維持・拡大していくのか伺いました。
【答弁】浜本専務 増加した外国人のうち約半数が台湾からのお客様です。台湾国際旅行博への出展、現地の旅行会社や日系企業アプリとの連携などを行ってきました。今後は台湾を主軸としつつ、同じ漢字圏の香港や中国系のエリアへも連携を広げ、インバウンド需要の掘り起こしを進めます。

4. U-25応援割の効果と周知について
【質疑】植中委員 「U-25応援割」について、中学生から25歳以下をターゲットにしているとのことですが、春休みの大学生だけでなく、家族旅行などで訪れる中学生などの乗船者数は実際に増えているのでしょうか。年代別の利用状況と効果について質問しました。
【答弁】井原常務 期間中の利用実績は8605人で、従前の学割利用実績と比較して約4.3倍の利用実績となりました。販売実績としての年代別集計はしていませんが、一時的なアンケートの割合では大学生が6〜7割、高校生が1割程度、中学生が数%という状況です。市内の大学・短大・専門学校へのPRメール送付などでさらに周知に力を入れ、延長後の効果を見極めていきたいと考えています。
【意見】植中委員 年代別調査は続けた方が良いと思います。もし中学生の利用が少ないのであれば、家族連れで旅行に来る層にはあえて割引をしなくてもよいのではないかという考え方もあります。また、「25歳以下」ということは分かっても「何歳から使えるのか」という点の周知が不足していると感じるため、もっと使っていただけるようなPRが必要です。割引制度終了後も、リピーターとして継続して乗っていただけるような定着策を考えていただきたいです。
【要望】植中委員 ベイ・シャトルの待合室に早く着いた際、自動販売機のみで売店がなく、少し寂しい印象を受けました。単なる交通手段ではなく「旅の始まり」の場所として、神戸らしい物販や美味しいコーヒー・ドリンクなどを少し買えるような提供を行い、ワクワクできる魅力ある施設へと変更して、リピーターの確保と乗船客の維持につなげていただくよう要望します。

我々自由民主党神戸市会議員団・無所属の会は、未来の神戸を担う大規模プロジェクトの安全な推進と、若者や訪日客を惹きつける神戸の魅力発信に全力で取り組んでまいります。


